第4話 面倒臭い設定

「よっしゃー!これでどうだ!」


  今、俺の前には今日作った仲間が並んでいる。いや違う、寝ている。

何故だ?何故動かない?作り方は合ってたはずだ。


  作っている途中は特に面白いエピソードがなかったから省いたけれど、ちゃんと心を込めて作ったんだ。


  困るなぁー。動いてくれなきゃ性格とかわかんないじゃん。


 そう言えば!たまごの名前を設定する欄が無くって名前を設定してなかったな!

それが原因かな?


 とりあえず説明書を見直してみる。

すると端っこに小さく


※ただし名前は作り終わってからでないと

つけることができません。方法は……


 とえ・ん・ぴ・つ・で書かれていた。

続きは…無かった。と言うか消されていた。


 またまた大事なところ書いてないじゃん。この世界のヤツ抜けてない?


しょうがないなぁ、色々試してみるか。



☆ 朝 → 夕方 ☆



  わからん。サッパリわからん。手応えゼロ…。


 その時だった。たまごの説明書が風に吹かれて宙に舞い裏・返・し・になった。


  あーあ、めんどくさい。

拾いに行こう。


 近くまで行くと何かが書いてあるのが見えた。もしかして!と思い、拾い上げてみると


※完成した形態の肩(肩がなければ頭)に手を置いて「これからよろしくな!〇〇!」と言うと名前付けが完了して動き出します。


 ポ〇モ〇かい!

絶対真似しただろ…。


 今回は・悪かったなこの世界のヤツ抜けてるだろとか言って。

俺が悪かった。


 その直後まるで「いいよ」と返事をしているような心地よい風が吹いた。




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仲間作りの途中は特に面白いエピソードが無かったので省きました。

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