第2話 スキル選びで転生!

プツッ!

…ーー ーー



?、ココはどこだ?


辺りはクリーム色っぽい景色で、床はやけにフワフワしている。まるで雲に乗っているみたいだ。


ハッ!やばい面接に遅れる、早く電車に乗らないと!


光希はソワソワし始めた。


「やっと来ましたね!」


光希が振り向くとそこには見たことがあるような、無いような超美人がいた。


「待っていたのですよ!やっぱり天・国・はいいものですねー!下界と違って空気が澄んでて。」


えっ?天国?何故に?

それにお前と何処かで会ったか?


「忘れたのですか?ほら、昨日夢っじゃない神界で会った女神ですよ!」


光希はだんだん思い出して来た。

(そういえばあの女神、天国でお待ちしておりますとか言ってたっけ。)

天国って事は死んだってことか?


「何当たり前のこと言ってるんですか?死んでるに決まってるじゃないですか。」


はぁー?いくらお前が探し求めてたって言っても、せめて俺が自然に死んでから連れて来ればいいだろ。


「だってあ・な・た・が・自分で死んだとか言ってるから、てっきりもう天国行っていいよって合図かなと思って、物分かりよろしいって連れて来たのよ。」


ちっがーーーう!超絶違う!絶対違う!

あの死んだは電車に乗り遅れて面接に遅れたから、今日の自分終わった。って意味の死んだなの!

だから早く戻して!


「そんなこと言ったってもう死んだ人は現世に戻せないし…。そうだ!異世界に転移させましょう!」


元々その気だったでしょ…。まぁ別にいいけど?

ただし!条件がある!俺に 大抵の事はなんでも出来る魔法のチートをくれ!


「別に出来なくは無いですけど、それじゃあ面白く無いんであ・な・た・達・に6つのチート能力を与えましょう。」


ん?今、あなた達って言った?

俺以外に誰もいないぞ?


「1人だけだと寂しいでしょうから仲間を与えます。ここに箱に入った3つの卵があります。詳しい事は転移してから中の説明書を見て下さい。今からあなたには3つのスキル選びをしてもらいます。ただし、冒険をする内に手に入るスキルもあります。どれかは言いませんけど。」


そう言うと女神は光希にたまごが入っている箱と、スキルが書かれている紙を渡した。


沢山あるなー。うーむ…


*2時間後*


「Zzz…」


よし!決まった!これにしよう!

そう言うと光希は女神の方を振り向いた。


なんだ、女神寝てるじゃねぇか。

おい!起きろダメ女神!


「ダメ女神とはなんですか!」


あ、起きた。

いいね、ダメ女神!今度からダメ女神って呼ぼー。


「で、決まったんですか?どれですか?」


これこれ↓


(移動魔法)・・・ 行きたい所に行ける。行ったことがないところでも可。ただし24時間以内に転移場所に戻らないと強制送還させられる。


(召喚魔法)・・・買ったことがあるもの、使ったことがあるものを呼び出せる。レベルによって出せる大きさに上限がある。


(奴隷魔法)・・・人やモンスターなど奴隷に出来る。奴隷にするには相手の了承が必要。ただし、自分より圧倒的に強い相手の場合のみ無効。


どお?


「了解しました!では、このスキルは転移と同時につけさせてもらいますね。では只今から転移を始めます。」


ちょっと待った!俺、死んでるのに転移でいいのか?転生じゃなくて?


「あー、それは大丈夫ですよ。こっちの都合もあるし、ゴニョゴニョ…」


まぁよくわからんがいいか!


「では、転移を始めます。光が強いので目を閉じて下さい。」


さぁ、いよいよ異世界転移だ!

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