第13話 アナタを許す気はありません。
その紙は、綺麗な字で、こう書いてあったのだ。
「條田 悠世(シノダユウセイ)様へ
私は、アナタの事を許す気はありません。
アナタは、私の大切な彼の命を奪ったから。
だから、自分が犯した罪を、
私はアナタに身をもって知ってもらう為に。
アナタに殺された彼は、
どれだけ苦しみながら死んだか。
アナタには分からないと思います。
私は今から、アナタを赤で染めに行きます。
平成30年 3月31日
條田 ルイ
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