第14話 條田 悠世の元へ
「少しだけ、時間を貰えませんか?」
「え?何か分かったの?」
「はい」
私はスマホを取り出すと、Wikipediaで
條田 悠世 と検索欄に打ち込んだ。
「ルイのお兄さん、ルイの彼を殺したんですね
そして今は、刑務所で服役中、と」
「…、少し、話を聞いてもらっていいかしら…?」
「はい」
私は時間を確認しなから言う。
「でも私、これからルイのお兄さんの所に行くので、
何かあったらここに連絡して下さい」
そう言いながらメールアドレスとスマホの電話番号を
書いた紙を机の上に置く。
「えぇ、わかったわ…、気を付けて行ってきてね…」
「はい、お邪魔しました」
ルイのお母さんに軽く礼をした私は
1度、家に帰り、自転車で刑務所に行く事にした。
ここから約7分で私の家に着く。
そんなに時間はかからないだろう。
私は歩きながら篠田が服役していると言う刑務所を
検索した。
新規登録で充実の読書を
- マイページ
- 読書の状況から作品を自動で分類して簡単に管理できる
- 小説の未読話数がひと目でわかり前回の続きから読める
- フォローしたユーザーの活動を追える
- 通知
- 小説の更新や作者の新作の情報を受け取れる
- 閲覧履歴
- 以前読んだ小説が一覧で見つけやすい
新規ユーザー登録(無料)
アカウントをお持ちの方はログイン
ビューワー設定
文字サイズ
背景色
フォント
組み方向
機能をオンにすると、画面の下部をタップする度に自動的にスクロールして読み進められます。
応援すると応援コメントも書けます