第7話 アナタ達を殺す為にここに来たの

慌ててそれを否定したのは、アヤミだ。

「待って下さいなのです…!」

「そうだよ…!アヤミの言う通りだ…。

アンタは一体、何者なんだ!?

拓翔とナオも怖がってるじゃないか!」

トキヤも言葉を発する。


「あはははは!」

彼女は手を叩きながら笑いだした。

「ちょっとアンタ…!何笑ってるのよ!」

ナオが怖がりながら精一杯の大声を出して言う。


「アナタ達が昔のに似ていたから、

つい…」


「私は、ルイ。

アナタ達を殺す為にここに来たの!」


「いきなり意味わかんねぇ事いってんじゃねぇよ!」

「私の言ってる事が分からないの?

……、


「ねぇ…、ルイ、君は誰に僕達を殺す様に頼まれたの?」

拓翔が聞く。


「自分自身の意志で決めたの…」

ルイは、しばらく瞑目してから口を開く。


「だから…、アナタ達の冒険も、ここで終わりね」


「来るっ!!!!

アヤミはマイク振り回して走って!

拓翔はその間に俺と、ルイの背後狙え!

ナオは…、ルイがナイフ投げて来たらボールで防げ!」



「私囮か…、やるだけやってみるのです!」

「えーい!結果がどうなろうと私は知らないからね!」

「分かった…!」


「4対1か…、楽しくなりそうだね」

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