第三章〜出会いと仲間と彼女の過去〜

第6話 ×××と私の出会い

私は×××の手によって、この世界に閉じ込められた。

私は早く、こんな世界から抜け出したいと思った。

×××は私にこう言った。

「ここでは、他人に縛られなくてもいいんだ。

自分が助かる為に、手段を選ばない君の事だ…、

『私がここから抜け出せるのなら、誰を殺してもいい』

と思うはずだろう…?」


「そう…、それが貴方の願いなの?」

「あぁ。最も…、君が愉しむなら、僕はそれ以外の事は

どうでもいいさ…」


「じゃあ、貴方の願いを叶えるのが、私の仕事って意味?」

「仕事…か、君の解釈も、案外間違ってはいないだろうね」


「最後に、これを渡しておくよ…」


そう言って消えた×××。

「ナイフ…?

あぁ、これで人を殺すのか…」


さぁ、行こう。

私「だけ」が、この世界から抜け出して、助かるために。

  • Xで共有
  • Facebookで共有
  • はてなブックマークでブックマーク

作者を応援しよう!

ハートをクリックで、簡単に応援の気持ちを伝えられます。(ログインが必要です)

応援したユーザー

応援すると応援コメントも書けます

新規登録で充実の読書を

マイページ
読書の状況から作品を自動で分類して簡単に管理できる
小説の未読話数がひと目でわかり前回の続きから読める
フォローしたユーザーの活動を追える
通知
小説の更新や作者の新作の情報を受け取れる
閲覧履歴
以前読んだ小説が一覧で見つけやすい
新規ユーザー登録無料

アカウントをお持ちの方はログイン

カクヨムで可能な読書体験をくわしく知る