二十二言目
ほんのりとお酒の匂い
それから外とタバコの匂い
私が世界一嫌いな匂い
あなたの香水に混ざり混ざったその匂いが
私の体内に入り込むたび絶望する
そのあと、安心する
悔しくて泣きたい気持ちを飲み込んで
なんてことない顔してあなたを迎える私は
いつ皆んなと同じ幸せが手に入るの?
あの子と同じ幸せを貰えるの?
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