第5話 原稿執筆の裏で

原稿の作成と並行して様々な作業が並行して進んでいます。

例えばですが、イラスト。前回もお話しましたが、Ixy様に依頼させていただくこととなり、キャラクターの大まかなイメージをお伝えしました。そして年末も近づく頃合いにラフが届きます。

最初に届いたのは、主人公とヒロインの二人分でした。立ち絵のイメージと、表情のサンプルが付いていました。作品を読んでいただいたことが一目でわかる、主人公とヒロインの表情でした。

後日、残りのキャラクター分が届きます。こちらも送らせていただいたイメージを上回る出来で、若干の要望を入れさせてはいただきましたが、とても満足のゆくものでした。


さて、キャラクターデザインの枠が決まり、次に表紙デザインの確認が来ました。ここで頂いたラフにパワーをもらったのは前述のとおりです。

一人ポチポチとキーボードを叩くのはもうなんというか慣れた作業ではあります。一人で考え、アイディアをひねり出し、文章にしてゆく。どなたかが言っておりましたが、文章を書くということは別に特別な訓練は必要ありません。極端なことを言えば、義務教育で作文を学びますし、それこそ誰でもできることです。

そしてその、「誰でもできる」ことでお金を稼ぐというのは並大抵のことではありません。そのことを、修正の指定で真っ赤に染まった原稿を前に思い知らされることになるのでした。


実際、作業量にしんどいと思ったことも一度ではありません。それでも、私は小説を書くことが好きです。好きなことが形になり、それでお金を稼ぐことができる。これは望外の幸せでした。

だからこそ、今まで以上に頭をひねりました。けれどそれは今までのような孤独な作業ではなく、関わる人がいて、バックアップしてくれる人がいてというような、チームプレイになって行ったのだと思います。

自分が面白いと思ったストーリーを形にして、それをたくさんの人に読んでもらいこの楽しさを共有する。それがモチベーションになっているのだと思います。

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