第50話 『24のカプリース』 バガニーニ

 ヴァイオリニストのみなさまには、いささか失礼な言い方ではございますが、これは、ほとんど、拷問のように感じられる、恐るべき曲集である、と、やましんは思います。


 このような曲を、毎日練習するなんて、考えただけで、やましんは、ぞっとして、逃げ出します。


 もちろん、フルートの場合も、楽譜を見ただけで、退散したい練習曲は、たくさんありますし、頭から演奏不可能だと判断できる曲もまた、たくさんあります。


 現代音楽では、なに書いてるのか、ほぼ、理解不可能な曲もあり。


 プロというものは、どの世界でも、『出来ない、知らない』、は、禁句とされますでしょうし、出来なくなったと判断したら、辞職する以外には、道はない。


 だから、やましんも、辞職したのですから。


 ただ、やましんは、社会自体におじゃまのような気がしますし、職場でもそう言われたと、思いまして、申し訳ないです。早く消え失せろ〰️〰️‼️と、言われているような、くるしい夢が毎夜のように、襲いかかります。


 しかし、世の中には、ほんとうに、いくつになても、不可能ということのない方も、あります。


 ただ、やましんは、ヴァイオリニストではないので、すごいなあ〰️〰️❗と、言いながら聞かせていただけば、実は、良いのであります。


 9曲めがまずは、有名作。


 対話形式のなかなか大きな曲ですが、この主題は美しい!


 でも、おそろしや〰️〰️、という感じで、演奏するのはたいへんだろうな。


 なんと言っても、一番有名なのは、24曲め。


 あまりに名高い音楽で、これ自体が変奏曲ですが、自分で別の変奏曲を書いちゃえ、と、いう作曲家さんが続出。


 ラフマニノフさまの、『パガニーニの主題による狂詩曲』がまず、名高いところ。


 ブラームスさまも、変奏曲を書いておりますし、リストさまも、しっかりチャレンジしてます。


 この24番にかぎらず、シューマンさまも、この曲集から、いくつか、ご自分の『練習曲』に取り込んでいます。


 1800年から1810年にかけて、書かれたらしいです。


 悪魔に魂を売ったなんて言われてしまった、パガニーニ先生ですが、それはもう、毎日、過酷な練習を、ご自分に課していた、と聞きます。  


 なんだか、『巨人の星』みたいだ。


  

 かなり、性格的に用心深く、疑い深く、自分の技を盗まれないようにと、慎重に行動していたらしいです。


 それでも、一人だけ、お弟子さんがいて、その直系を受け継ぐ方が、現代に一人だけいらっしゃるとのことでしたが、現在は、ご健在なのかしら〰️〰️。



 ・・・・・ そと 🎻 うつ ・・・・・

 

 


 


  



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