第45話 『交響曲第3番』 フランツ・シュミット

 フランツ・シュミットさんは、ブラティスラヴァ生まれの作曲家さん。(1874~1939)


 14才からは、ウィーンに引っ越ししたのだそうであります。


 ロベルト・フックス先生に師事したとのことで、ならばシベリウス先生とは兄弟弟子か。


 やがて並みいる強豪を押し退けて、ウィーン・フィルのチェリストに採用されたと。


 シベリウス先生も挑戦しましたが、『あなたは作曲家になったほうが良い。』と、落とされてしまったとか。(あ、楽器は、ヴァイオリンです。)


 これが、双方にとって、良かったのかどうか、という価値判断は、やましんにはできませんが、しべ先生には、相当ウィーン・フィルに、未練があったらしいです。


 フランツ・シュミット先生は、フローラン・シュミット先生(1870~1958 フランス)と、間違われ易いので、注意が必要と言われるようであります。


 しかし、それ以前に、あまり聞かれない状態です。


 やましんも、多分、この曲のCDしか持ってないか、他とまじって、たとえあっても、聞いてないな。


 この『交響曲』は、最後期ロマン派タイプと言う感じですが、決して、くっら〰️い音楽じゃなくて、どことなく、・・・微笑みがある、ユーモアがある、ロマンもある、どこに行きたいのか図りかねる、『歩いた❗歩いた❗』と言われながら走り回る、みたいなところもある、・・・大変面白い、個性的な交響曲です。


 第3楽章が、まず、スッゴく楽しいです。


 あえて言えば、フィンランドのマデトヤ先生と、わりあい近いところにいます。


 終楽章の開始部のほの暗さは、やましんには大変に、魅力的。


 なぜだか、いささか古典的な雰囲気さえある主部は、何だか、不思議な謎を吹っ掛けて来ます。


 『さあて、キミに、ぼくの正体がわかるかなあ〰️?ふんふん。』


 という、かんじ。


 何だかとっても楽しいな。


 大変美しいのは、『第2楽章』です。


 明るく軽い出だしだけど、気楽について行こうとすると、こっちの足が絡まりそうになるので、多少注意が必要な、『第1楽章』。


 ま、いずれ、ちょと慣れは必要かもしれませんが、こりゃあ、はまったら、くせになりそうな、なかなか優れもの『交響曲』と、見た!


 見ました‼️


 他の交響曲も、聞いてみたくなります。


 なお、この作品、アメリカ・コロンビアが実施した、1927年の、シューベルト没後100年記念コンクールに応募した作品のひとつなんだそうです。


 このコンクールで優勝したのは、スウェーデンのアマチュア作曲家、クート・アッテベリさまの、『交響曲第6番』であります。(うきうき音楽詩編集『第98話』参照であります。)


 一方、この『交響曲』は、入選となった由です。


 ううん、そすると、やはり、アッテベリ先生、凄いか・・・・



 ・・・・・・そと 👂 うつ・・・・・・


 

  


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