第24話 『交響曲第5番』 ショスタコーヴィチ

 やましんが、最も早く聞いたクラシック音楽のひとつです。


 たまたま、当時(昭和30年代のことです。)父が買ったステレオ装置(真空管式です)の付録だったレコードに、入っていたからにすぎませんけれど。


 それも第4楽章の頭だけ。


 とはいえ、強烈な印象を受けたことは確かです。


 とにかく、カッコいいんです!


 ただし、なにせ小学生の事ですし、この曲にまつわる、まるで亡霊のような逸話や、多くの人達の、ある種の、熱狂ムードなどは知る由もありません。


 でも、当時も、この曲は、大変な人気曲でした。(1937年11月21日初演)


 それは、中学生時代にかけて、しょっちゅうラジオで、放送されていたように思うからなのです。


 ショスタコーヴィチ先生(1906~1975)は、当時はまだ、元気な現役作曲家でした。


 最後の『交響曲第15番(1971年)』が日本で初公開された時も、大きな話題になり、その模様はテレビでも放送され、それは、やましんも見た覚えがあります。

 

 ショスタコ先生は、生きている最後の『交響曲の巨匠』、というような感じでした。


 実際、この『第5番』は、20世紀に書かれた交響曲の中で、いまでも、最高の人気曲であることは、間違いがありません。


 良い音楽です。


 この曲をめぐる伝説的なお話は、さまざまあるようですが(有名なところは、もちろん『ショスタコーヴィチの証言』でしょうけれど。また指揮者で、初演者、ムラヴィンスキーさま関連のお話とか・・)、でも、それよりも、まずは、音楽として純粋に聞いてあげた方が、正しい接し方のような気はいたしますです。はい。


 ショスタコ先生は、サッカーが大好きだったとか。

 

 最後も、テレビで試合を観戦した後、亡くなったようなお話を聞いた覚えがあります。


 







 





 



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