第18話 『口笛の歌』 ボイト

 アーリッゴ・ボイト先生(1848~1918)の歌劇『メフィストーフェレ』


で、悪魔メフィストーフェレ(メフィストフェレス)が歌う、わりと有名なアリ


ア。(日本語では、『詠唱』といいます。ビゼー様の歌劇『カルメン』の超有名


な、ミカエラのアリア『なんの恐れることがありましょう』は、『ミカエラの詠


唱』と言われないと、ピンとこないのがやましんの年代かな。)


 「私は全てを否定する」と豪語いたします。


 なんとなあく、それって自分の事かしら、それとも、もしかしてどこか


の・・・・〇〇〇〇・・・と思わなくもないですが・・・。


 (すいません、言うと恐ろしい事になるので)


 しかし、恐ろしい悪魔が歌うアリアだけれど、それなりにスタイリッシュなお歌


で、なかなか格好いいと言えば、その通り。


 やましんは、このアリアに引かれて、かなりむかしですが、全曲のCDを買い込


みました。


 実際、ゲーテ先生の『ファウスト』の中で、一番現代的に見て、まともなセ


リフを言うのは、メフィスト様かもしれないです。


 それが、危ないのです!


 現実的に妥当な、甘い言葉に惑わされちゃあだめです。


 高い理想のない現実に、なんの意味がありますか?


 まずは、すべて、疑ってかかるのです。(あれ、逆か?)


 え?


 ある!?


 「食えなきゃあ、どうにもなるまい。・・・ふふふ。」


 ・・・これは、悪魔のささやきか。


 う・・・・・・・実際、かなり危ないぞお。


 

 


 












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