第2話 びようじょっ!

顔を上げるとその少女は美幼女だった。

お、落ち着け俺、まずは人という字を手のひらに三回書いて深呼吸だ。

すっすっはー すっすっはー

うっ、なんか産まれそう…

って盛大に錯乱してるじゃん俺! 恥ずっ!

見ろよジョン!あの幼女の顔。

まるで街中でチュパカブラにでもあったみたいだぜ!はっはっはー。


ごっ、ごほん。とにかくその少女は普段から奏と言う美少女(偽)を見慣れているはずの俺からしてもかなり動揺するものだった。

さらに、扉の前で泣きそうな顔で座っているためかとても儚い印象を抱かせ…。


しかしこんな所を誰かに見られたら明日の新聞の一面は俺のものかもな、はっはー


ガチャッ(となりの家の扉が開く音)


ビクッ(俺)


がしっ、 ガチャ バタン


家の中に連れ込んでしまった…







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