七野さんと言えば「辺境」「公女」等のファンタジー作品で高評価を得ていますが、歴史物も得意でいらっしゃいます。この作品はMIの架空戦記物としては珍しい瑞鶴と五航戦が参加したモノとなっています。上中下の短編としては詰め込めるだけ詰め込んだ内容となっており、とんでも架空戦記が多い中で好感の持てる設定内容とエピソードとなっています。ファンタジーにちょっと飽きたと言う方へスパイスとしてお勧めです。