S to E

轟、電子への射。


靴を眺める人々、特に木と鉄から淡い電気を箱に流し込む人々。それらは、いつしか別の箱の中で電子を歩くようになる。


淡さは根幹に座り続け、包むような動きから緩やかに流し込む動きへと、じっくりと変容する。


叡智に満ちた耄碌もうろくたる A 氏の言葉を借りる。

"気は気狂きちがいの気、子は子どもの子"。


ここでは、淡さを残したままの大人が生まれていく。淡さは変わらない。

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