幼少期Ⅱ

俺は、再び受精するためのサバイバルをしていた。








そして、今回も無事に受精できたのだった。








数ヶ月後、俺は、誕生した。

暖かい毛布の上に、仲間と共に誕生した俺は、今できることを必死になってやり遂げなくてはならないということを学んだ。



周りが全然見えないが、まずは今自分が出てきたものを平らげなくてはならなかった。







空腹だった俺は、とにかく食べた。

よくわからないが、今はこれを完食しなくてはならない。







完食すると、あたりが眩しく、俺は日陰に行った。




日陰につくと、さっきいたたくさんの仲間がいて、そこに入れさせてもらった。


見えないが、すぐに仲間だとわかった。



毎日、学ぶことばかりだ。

ここでは、常に全員一丸であること。

過去は振り返らず、今できることを全力でやり遂げること。

個性豊かなこの大集団では、常に一人一人尊重し合うこと。

誰かに頼ってるのではなく、自分のことは自分でやり、手が負えなくなったら誰かに頼むこと。

常に周りに気を配り、困ってる人がいたら積極的に助けること。


どれも素晴らしいことばかりだ。


雨にも負けず、風にも負けず

なぜならば、ここの仲間達と一丸になって、辛い物事を乗り越えるから。


俺はいつまでもここにいたい。





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