旅立ちⅡ
「なので、また行きましょう」
強盗に殺され、再び浄ヶ丘に来た俺は、女神に友達との約束を果たすために、また、転生をするよう言われた。
とはいえ、あんな怖い思いをしたのにまた転生しろだなんて...
少しくらい時間が欲しいものだ。
それに、いくらなんでも死ぬのが早いだろ。
こんなにも早く死んで、再び転生しろなんて言われなきゃいけないんだ。
「あのですね、実は既に1人、再び転生した友達がいます。あなただけではないのですよ」
え、早くね?
「しかも、その子は、あなたより不運な人生でした」
そんなやついたのか!
誰かわかんないけど。
以前、女神が言ってたが、人として生まれ変われる保証はどこにもないのだ。
人間じゃない場合、友達のペットとかにでもなれたら幸運なくらいだ。
にしても、よくまた転生しようだなんて思えたものだ。
ここで僕が転生しなかったら、そいつにも申し訳ないし、再開をするという約束すら果たせないかもしれない。
ふと、そう感じた。
「わかりました、行きます。」
「よくぞ、決めてくれました、頑張ってね、剛くん!」
俺は、白い光を受け取った。。
すると、白い光は俺を優しくふわりと包んだ。
新規登録で充実の読書を
- マイページ
- 読書の状況から作品を自動で分類して簡単に管理できる
- 小説の未読話数がひと目でわかり前回の続きから読める
- フォローしたユーザーの活動を追える
- 通知
- 小説の更新や作者の新作の情報を受け取れる
- 閲覧履歴
- 以前読んだ小説が一覧で見つけやすい
新規ユーザー登録(無料)
アカウントをお持ちの方はログイン
ビューワー設定
文字サイズ
背景色
フォント
組み方向
機能をオンにすると、画面の下部をタップする度に自動的にスクロールして読み進められます。
応援すると応援コメントも書けます