早死

強盗に首を絞められ、そのまま俺は、意識が遠のいた。




気がつくと、暗闇を歩いている。


なんか、過去に同じことがあったような気が。




そして、俺は、白い光の世界に足を踏み入れた。




なんだろう、この懐かしい感じ。


あの暗闇の世界だけでも、苦しみとか全てを捨てた感じがしたのに、ここはもう、何もかもを忘れられる、まさに天国だ。




そして、遠くの方にそこだけ白く輝いた丘があり、そこを目指すことにした。


なぜか、その丘に呼ばれてる気がしたのだ。




そして、丘に着くと




「ようこそ、いらしました、私を覚えてますね?」




とても背が高く、美しい女性が話しかけてきた。




あれ、声が出ない。




あ!そうだった!


全てを思い出したのだ。


剛だった頃も覚えていだか、この浄ヶ丘のことは覚えてなかったのだ。




テレパシーで返事をする。


「はい、あの時の女神ですね」




「はい、その通りです、あなたは、不運にも、両親のミスによって3歳で殺されてしまう子に生まれ変わったのです」




不運だったなー


鍵の閉め忘れで強盗が入ってきて、糸も簡単に親子で殺されてしまうとか。




「ね、言った通り、どんな生涯を送るものに生まれ変わるかは私もわからないと」




そうだね、これで意図的だったら、嫌だけど。




「はい、今回のこれで少し怖くなってきました」




女神は申し訳なさそうにした。




「はい、そうでしょうね、でも、あなたは、ここでみんなと約束しましたよね?」




確かにした。


石田たちと、いつかどこかで再開すると。


でも、今の人生では会っていない。




「なので、また行きましょう」

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