真実


俺は、白い光の世界で、友達の石田摩耶と再会した。


ここでは、テレパシーで会話する。


「実は、夢呂井くんのことを待ってたのよ!」


え、どうゆうことだ!?


「まさか、俺のことを幽霊となって殺したのか?」


すると、石田は笑った。


「違う違う、本当は何十年も待つつもりだったんだけど、夢呂井くんの寿命が思ってた以上に短かったのよ、だから、待ち始めた瞬間に死んだもんだがらびっくりしたよ」


なんか疑っちゃう


「ほんとだよ?だって、ここで悪気のある嘘をつくと一髪で地獄に引きずり込まれるからね」


石田がそう俺に伝えてきた。


確かに、ここは死後の世界だ。

たぶん。

だから、地獄に引きずり込むなんて、神様か何かにとっては簡単なのかもしれない。


「みんなで待ってたんでしょ?みんなは?」


「あの、丘の上にいるよ!ほら、頂上に白い光があるところ!」


指さすほうを見ると、確かに、頂上に白い光がある丘がある。


そこも遠い。


よし、行くか!


俺が歩き出すと、石田が手を握り、俺を止めた。


「飛べるよ!」


石田が笑っている。


「歩くのと同じ感覚で飛ぶぼうとしてみ」


石田に言われたとおりにするといとも簡単に飛べた!


当然、びっくりした!


羽もないのに、歩いたりするのと同じような感覚で飛べたのだ!


「さあ、行こう!」


俺らは丘の上に向かった。

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