正夢だった?

7月。

友達と電車で首都圏の有名な祭りに行った。

人付き合いが苦手な俺は基本、祭りなんて行かないが、なぜか祭りに行きたい気分になったのだ。


メンバーは、同じ部活の、木家卓也と、桜木翔也、蕨優香、石田摩耶。


みんな、家の最寄り駅に集合し、祭りまで、およそ1時間半。

電車賃は1,530円。


祭りに着いたのは13時過ぎ。

ちょうど始まるくらいだ。


だが、その2時間後、トラブルは発生した。


バーンッブブブブブーン、ブンブブーンブーーーン



祭りの境目から、暴走族のバイクがこっちに向かって来た。

祭りの境目の向こうは一般道で、乗用車やトラック、バス、バイクがたくさん走っているため、警察がちゃんと交通整理しているとはいえ、そんなの彼らの眼中には無かった。


やつらは、15人くらいの集団で、まるで、獣の群れのようだった。

  • Twitterで共有
  • Facebookで共有
  • はてなブックマークでブックマーク

作者を応援しよう!

ハートをクリックで、簡単に応援の気持ちを伝えられます。(ログインが必要です)

応援したユーザー

応援すると応援コメントも書けます

新規登録で充実の読書を

マイページ
読書の状況から作品を自動で分類して簡単に管理できる
小説の未読話数がひと目でわかり前回の続きから読める
フォローしたユーザーの活動を追える
通知
小説の更新や作者の新作の情報を受け取れる
閲覧履歴
以前読んだ小説が一覧で見つけやすい
新規ユーザー登録無料

アカウントをお持ちの方はログイン

カクヨムで可能な読書体験をくわしく知る