帰宅
友達が、全員暴走族にはねられ、亡くなってしまった。
それがショックで電車内で泣き崩れていた。
途中、新宿駅で中央線から山手線に乗り換え、気がついたら泣きながら山手線を3、4周していて、10時を過ぎてたため、流石にまずいと思い、東京駅で降りた。
ふらつき、思うように歩けない。
とりあえずベンチに座った。
だが、座ると案外早く治り、そのまま立ち上がり、1歩踏み出すと、またふらつき始めた。
それどころか、視界も濁ってきた。
俺は千鳥足になり、思うように歩けない。
なのに、俺は無意識に歩いている。
テレレレレレーン
「まもなく、5番線に、品川渋谷方面行きがまいります。危ないですから、黄色い線までお下がり下さい。」
電車が来る。
だが、俺はそんなの気にする余裕がない。
パァーーーーン
俺は、黄色い線の外側にいたのだろう。
電車がクラクションを思いっきり鳴らした。
だが、思うように下がれなかった。
ズルッ!
ガタンゴコーンガタンゴコーン
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