第2話 イチゴパフェうまい
とりあえず、どうして私が悪役令嬢になってしまったのかは置いといて、この先レーナとして生きていくならどうするかを考えた結果、出た結論が一つある。
それは、『お嬢様として楽しく生きるにはジークに関わらないこと』だ。
下手にジークに執着して、ゲームのシナリオ通りに進んでしまっては大変。この際、ジークルートは潔く忘れてしまおう。彼と深く関わらなければ、レーナが嫉妬に狂って虐たと言い立てられても、証拠は出ないはず。
他にもイケメンは登場するはずだから、そっちに期待しよう。
ある程度ジークとヒロインの仲が深まった頃に、先手を打ってこちらから、他の女性と仲睦まじい人とは婚約していられないと、婚約解消を申し出ればいいのよ。
よし、決めたわ。そうしましょう。
せっかく公爵令嬢という、素晴らしく有利な人生を送れそうなのだから。レーナの立場が悪くなるようなことはとにかく回避して、この世界を楽しんでしまおう。
さて今後の方針は決まったけれど、それにしてもここはどこだろう……
道がわからないものだから、勘でとにかくズンズン進んできたのはいいものの、私は完全に迷子になってしまっていた。
「あの、レーナ様、ところでどちらに行かれるのでしょう?」
アンナが遠慮がちに声をかけてきた。
『ゲームをプレイしていたから、この学園にどんな施設があるかは知っているけれど、実際に歩いたことはないから迷子になってしまったの』、なんて言えるはずもない。
「さすがに緊張していたようです。気持ちを落ち着かせるために歩くのに付き合わせてごめんなさいね」
「「レーナ様っ!」」
よし、それっぽい理由でごまかせたわ! さすがに学園で迷子とかダサすぎる。
この二人の尊敬の眼差しは失いたくない。
「人の婚約者に色目を使うような女、突き飛ばして少し怖い目に遭わせてやればよかったのです! レーナ様は優しすぎます。そうでしょミリー?」
「そうですよ。絶対に悪意があって、私達の目につくところでジーク様に話しかけていたに決まっています。ジーク様もジーク様ですよ!」
二人ともレーナの代わりに憤ってくれるが、もし本当にヒロインが嫌なやつだとしても突き飛ばしちゃったら退場だから。ここは我慢よ、我慢。
「まぁまぁ、二人とも落ち着いて。私もそのことでイライラしていたのは事実ですが、本当に彼女の顔をしっかりと見てみたかっただけなのです。ちょうど、これからはジーク様と距離を取ろうと思っていたので」
「それでは……ご挨拶にはもうお行きにならないのですか?」
アンナがさらっと言ってきたけれど、『ご挨拶』っていったいなに?
さすがにまったく知らないとは言えないので、知っている振りをして誤魔化さなきゃ。
「そもそも毎回、私が出向いて挨拶する必要なんてなかったでしょ。もし必要ならば、ジーク様が私を探してくださることでしょう」
私の返答を聞いて、アンナとミリーがまたぎょっとした顔でお互いを見つめ合う。
そんなに驚くようなことだったかな? そんなことより、迷子になってたくさん歩いたから喉が渇いたことのほうが、今は大問題だわ。
「そんなことより」
「「そんなことより!?」」
「喉が渇いたわ。ここから最短ルートでお茶ができるところまで案内してちょうだい」
「……かしこまりました。ここからならカフェテリアが近いです。でも本当にご挨拶はいいのですか?」
アンナが最後にもう一度、念押ししてきた。私はひらひらと手を振って、なんでもないことのように振る舞う。
「いいのよ。それじゃあ、道案内をアンナ、よろしく頼むわね」
「かしこまりました」
「レーナ様、お疲れでしたら私が鞄をお持ちいたします」
アンナが先導して歩き、ミリーは私の鞄を持ってくれる。
まさに、二人は取り巻き……いいえ、レーナの側近の鑑である。
あれだけうろうろしていたのに、アンナの後ろをついて行くと、あっという間にカフェに到着した。
アンナは素早く席を確保し、ミリーは私が座れるように椅子をサッと引いてくれた。実にいいコンビだわ。
どうして二人が、レーナにこんなによくしてくれるのかわからないけれど、本当にありがたい。
メニューを見せられても、お茶の種類なんてちっともわからなかったため、「苺のパフェを食べたいので、それに合うお茶を見繕ってくださる?」と言う。すると二人は手短に議論し、どの茶葉にするか決めた。
――苺パフェは美味しい。
しかも、このカフェのパフェは苺が気前よくたっぷり載っていて、とても甘い。
苺が甘い分、生クリームはほどよい甘さに抑えてある。
『よりによって悪役令嬢!?』と思う気持ちがないと言えば嘘になってしまう。でも、せっかくだから、ゲームの世界を楽しまなきゃ損よね。
幸いレーナは、ヒロインを虐めたりせず大人しくしておけば、家柄からいって生涯安泰なのだから。
とりあえず、当分は美味しいものを食べることを楽しもう。……私の舌では、ミリー達が選んでくれたこの紅茶と、苺パフェの組み合わせが合うのかどうかよくわからないけれど。
「とても合うわ。ありがとう」と、お礼を言えば二人は誇しそうに胸を張った。
しばらく美味しいお茶とパフェを楽しんでいると、アンナとミリーがなんだかそわそわしていることに気がついた。いったいどうしたのかしら。
なにかあるの? と辺りを見回せば、レーナと同じ金髪と緑色の瞳を持つ、見覚えのあるキャラクターを発見した。
知っているキャラクターを見つけたものだから、ついついガン見していたら、バッチリと目が合ってしまった。まあ、これだけ見つめていれば目も合うだろう。
すると、そのキャラは私達のテーブルにやって来て、鷹揚に話し始めた。
「これは、レーナ嬢。今日はジークと早く会えて、ご学友とお茶会を楽しんでいるのか?」
一見普通の質問のようだが、口調からしてこれは嫌味だ。でもそのおかげで、なぜ二人が先ほどからそわそわしているのかなんとなくわかった。
推測だけれど、普段はこのくらいの時間には、レーナ達はジークを探して、アンナが何度も念押ししてきた『ご挨拶』をしていたのかもしれないわ。
ちなみに、私に嫌味を言ってきたキャラクターの名前はフォルト。
レーナと同じ金髪に緑の瞳で、どことなくレーナと似た猫系の顔立ちなのは、血縁関係があるからだ。彼は、先代のアーヴァイン公爵であるレーナの祖父の兄弟の孫。つまりはとこだ。レーナは直系、フォルトは傍系にあたる。
フォルトの髪はレーナと同じく癖毛で、上手くそのハネが活かされた髪型をしている。身長も高い。
個人的には、フォルトの腰が体格に比べて少し細いのがたまらない。
レーナに対する口調と態度は悪いけれど、制服を着崩したりしないあたりに育ちのよさを感じる。
ヒロインに対しては、いつも優しくて的確なアドバイスをしてくれるいいやつなのに、レーナに対しては悪意のある話し方をするんだよなぁ。
とはいえ、ゲームでお助けキャラも兼ねているフォルトなら、話をしているうちに仲良くなれるのでは?
そう思った私は、試しにフォルトをお茶に誘うことにした。
「フォルト、たまには貴方も一緒にパフェを食べましょうよ。ミリー、パフェの追加注文をお願いね。アンナ、フォルトに席に着いてもらって」
「えっ、ちょっと」
フォルトは余裕たっぷりだった態度を一変させ、戸惑う。ミリーは素早く給仕を呼ぶと、椅子を追加するように頼み、あっという間に席の準備を完了させた。
アンナはニッコリとフォルトに笑いかけ、逃げ道を上手く塞ふさぎ、席に着かざるを得ない状況にした。
二人に指示を出すと、優秀すぎてあっさりと事が運ぶわ。
今までフォルトは、レーナにお茶に誘われたことがなかったのかもしれない。
レーナの目の前に座った途端、彼の生意気さは鳴りを潜めた。混乱しているのが手に取るようにわかり、面白い。
でも、そこはきちんと教育された貴族の坊っちゃん。とりあえず、社交界モードに切り替えたみたいだ。
「レーナ嬢とお茶をする日が来るとは思わなかった」
フォルトはそう言うと、口元をひくつかせながら、ぎこちない笑みを浮かべた。
嫌味を言うことで自分のペースに戻したいのだろうけど、私の中身は子供ではないし、そんなやんわりした攻撃で傷つくほど繊細でもない。
それに、フォルトのことはゲームで攻略したことがあるから、知っている情報もたくさんある。
『甘いわよ、坊っちゃん』と、私は心の中で悪い顔で笑った。
「甘いもの、お好きでしょう? 今日のパフェは特に絶品でしたの。貴方も、召し上がりたいだろうと思って。男性一人では食べ辛いですものね」
「甘いものが好きだったのは子供の時の話だ。紅茶も飲んだし先に失礼する」
フォルトは慌ててお茶を飲み干すと、席を立とうとした。
フォルトは大の甘党。まだまだ子供の彼は、甘いものが好きなことがばれるのを恥じている。
絶品の苺のパフェが届いたら、果たして我慢できるのか……からかい甲斐のある彼は、ついつい虐じめたくなってしまう。
「フォルト。お座りになって。話がしたいからお茶に誘ったのです。パフェはそのついで。アンナもミリーもいるので、他の方に誤解されず貴方と話すには今がちょうどいいの。ですから、お座りになって」
さすが悪役令嬢。迫力が違うのか、フォルトはあっさりと椅子に座り直した。
すかさずフォルトの前に運ばれてきたのは、美味しそうなパフェ。
パフェを目にして、フォルトは一瞬ぱあっと表情を明るくしたが、レーナの前にいることを思い出したのだろう、すぐに不機嫌な顔に戻った。
「それで、改まって話とは?」
フォルトはパフェには一向に手をつけようとせず、すでに二杯目となる紅茶に口をつけた。
フォルトは嘘が下手くそだ。顔に出やすいタイプなのかもしれない。ノープランだったけれど、どんどんからかいたくなってきた。
「フォルト、簡潔に言いますね。お慕したいしております」
「っ!?」
ゴホッとフォルトは盛大にむせた。
飲んでいた紅茶が変なところに入ったのか、それはもう本格的にゴホゴホと。
アンナとミリーも、私が突然口にしたジョークに驚いたのかぽかんとしている。
「失礼、冗談です。それだけ咳をしたのだから、そのパフェは誰も手をつけることができません。だから、貴方が完食なさいね」
咳の止まらないフォルトは、言葉を発することができず、涙目で睨んでくる。
「そ、そうですよね~。今朝まで、あれほどジーク様のところに会いに行っていましたものね」
「ミリー!」
『ジーク様の話を今してはだめでしょ!』と、アンナが窘めるようにミリーの名を呼ぶ。
ミリーは思ったことをそのまま言ってしまうことがあり、時折レーナに対しても失言してしまうのが玉に瑕なのだ。
「あっ。レーナ様、私、あの、失礼いたしました」
ミリーがこちらを見て気まずそうに謝罪した。
「いいのよ。ちょうど、そのことを話したかったのだから。ミリーも気にしないで、今朝まで私がジーク様のところに通っていたのは事実ですから」
面白くなってきたから、もっとフォルトをからかってやろうと、私の中にいる悪い私がにんまりと微笑んだ。
フォルトはようやく咳が治まり、アンナから水の入ったグラスを受け取った。
「そのことって?」
フォルトはそう私に言うと、グラスに入った水を口に含む。
――今だ!
「私と……ジーク様の婚約がなかったことになるかもしれません」
予想通り、フォルトは再び盛大にむせた。口に含んでいた水が、またしても変なところに入ったのだと思う。
「ゴホッ……はっ、コホッ。な、なかったことになるって?」
「フォルトは意地悪ですね。最近のジーク様の様子を貴方もご存じでしょう」
私は、悲しそうな顔を作り下を向いてやった。
フォルトだけでなく、アンナとミリーの間にも、これはマズイっていう空気が漂っている。
「このままよくない関係が続けば、いずれジーク様から言われるでしょう。でも……彼の口からその言葉を聞きたくないので、私から先に切り出すかもしれません」
ちょっと面白くなってしまって、悪乗りしてもの憂げにため息を吐くと、三人とも口を半開きにして言葉を失ってしまった。
やりすぎちゃったかも……
フォルトは、なんとか励ます言葉を探しているようだ。けれど、レーナを励ましたり慰めたりってことをしたことがなかったらしく、一向に言葉が出てこない。
先ほどから聞こえてくる言葉は「えっと」や「その」ばかり。
アンナはそんなフォルトに、『うまいこと言いなさい』『空気を読んでちゃんとやるべきことをやりなさい』と、圧をかけている。
ミリーは私と目を合わせずに、紅茶をゆっくーりすする。
「どちらが切り出すにしろ、私とジーク様が婚約を解消したり破棄したりすることになったら……他人事ではなくなりますよ、フォルト」
「えっ、なんで俺が?」
フォルトは自分を指差しながら、パチパチと目を瞬かせている。
「私と身分が釣つり合うとなれば、高位の貴族で婚約相手を選べるような方ばかりです。そんな方が婚約解消の前科がある私を選ぶと思いますか? お父様は、相手になにか裏の思惑があるのではと邪推するかもしれません。そうなると、他領に嫁とつがせるより、領内から私と歳が近く、家柄も問題なく、私を政治的に利用しない相手を選ぶ可能性が高いでしょう……となると、誰が婚約者の候補になると思いますか?」
「「あっ」」
アンナとミリーは、即座に私の言葉の意味を理解したようで、小さく声をあげると急いで口元を押さえた。
「貴方があまり私のことをよく思っていないことは、わかっています。ただ、こればかりは……」
口をポカーンと開けて、呆気に取られた様子で私を見つめるフォルト。私が適当に言ったことを真に受けている。可笑しい、笑ってしまいそう。
ゲームでは一度も見たことがない彼の間抜けな表情を見て、今は絶対に笑ってはだめよ、と自分を戒める。しかし、そう思えば思うほど面白さが込み上げてくるのだ。
我慢していたら目じりに涙が……
このままでは、堪え切れず思いっきり声を出して笑ってしまいそう。
「きょっう」
いけない。笑いを抑え切れなくて、声が裏返ってしまったわ。
そっと目じりを押さえてから、仕切りなおす。
「今日はこれで失礼しますわ。フォルト、私のやけ食いに付き合ってくださりありがとう。ジーク様と私のこと、心の隅に、留めておいてくださいませ。それでは二人とも行きますよ」
「「はいっ」」
アンナとミリーの、『行きますよ』からの『はい』の返事が、息ぴったりで本当にすごい。きっと、身体に染みついているのだろうな。
そうして、私達はお会計をさりげなくフォルトに押しつけ席を立った。
後ろをちらりと振り向くと、混乱しているのか、フォルトが黙々と苺パフェを食べているのが見える。その姿に、私はクスッと小さく笑ってしまったのだった。
そのまま、私はアンナとミリーに寮の部屋まで送ってもらった。
学生寮にもかかわらず、公爵令嬢レーナの部屋は何室もある豪華なものだ。四畳ほどの広さだったゲームヒロインの部屋とは大違い。
それだけではない。レーナの身のまわりの御世話をしてくれるメイドが何人もいるだけではなく、コックまで連れてきているのだ。
始まった夕食は当たり前のようにコース料理。レーナが本当に生粋のお嬢様で、同じゲームの世界でもヒロインの生活とは大違いであることを実感した。
お腹が膨れてから、食後の紅茶をお嬢様らしくたしなむ。……紅茶の味はいまいちよくわからない。
すると、メイドが近寄ってきておずおずと報告する。
「レーナ様。このような時間なのですが、来客の方がいらしておりまして。どうしてもお会いしたいとおっしゃっているのですが、お会いになりますか?」
「えぇ、構わないわ」
メイドが困った様子で言うので、頷うなずく。
「失礼いたします。このような時間にすみません」
メイドに招き入れられ、頭を下げ入ってきたのは、五十歳くらいの白髪で小太りの男だった。
えっ? ちょっと……本当に誰この人!?
ゲームには出てこない人物だ。レーナの知り合いなのかしら……私はレーナとしてどう振る舞えばいいの?
「お初にお目にかかります、レーナ様。私はこの学園の医務室で働く、治癒師のアイベルと申します」
なんだ、医務室の先生か。でも、なぜわざわざ私のところに来たわけ?
「こんな時間にいったいなんの用かしら?」
「今日、中庭でレーナ様が体調を崩されたと耳にしまして。心配している方もいらっしゃるので、念のため簡単な検査をと。急で不躾かと思ったのですが、伺わせていただきました」
ああ、あの時ね。いきなり乙女ゲームの世界に転生して、どうなっているかわからなくて戸惑っていたせいだ。
『心配している方』というのは、アンナかミリーか、それともヒロインなのか……もしくは、私達の様子を遠巻きに眺めていたモブなのか。
とにかく、具合が悪そうに地面にへたり込んでいたことには心当たりがある。
でも、ゲームをプレイしていた時は、ヒロインが倒れても医務室の先生が来るようなことは一回もなかったけれど……なんでレーナを訪ねてきたんだろう?
とりあえず、わざわざ言い訳をして断るより、検査をしてもらったほうが早そうなので、簡単な診察を受けることにした。
先生が手をかざすと、先生の手が魔力によって少し光る。そして、手がかざされているところから、じんわりと温かくなった。
「お身体は特に問題はなさそうですね」
「ありがとうございます」
私がそう言って頭を下げると、メイドが先生にそっとお礼を渡そうとした。
「こういうのは受け取れません。御給金はきちんと学園のほうからいただいております。それにアーヴァイン家からは、学園への寄付も十分していただいているので、これ以上は」
胸元で両手を振って、アイベル先生はお金を断った。
なるほど、なぜヒロインの時は、倒れても医務室の先生は一度も来なくて、レーナのところにはわざわざ部屋にまで来たかがわかったわ。
さすが公爵家。王立学園は学費がかからないけれど、寄付という形でまとまったお金を渡していたのだろう。爵位が高いということもあり、このような特別待遇になったってわけね。
「季節の変わり目は体調を崩しやすくなります。私はたいてい医務室におりますので、具合が悪い時は、お声掛けくださいませ。それでは、夜分に失礼いたしました。いい夜を……」
先生はそう言って、静かに帰っていった。
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