第5話夢中

新手の空き巣のことは明日考えよう、そう思いシャワーを浴び床についた。

明日は日曜、大学は休みバイトも入っていないからゆっくりできる。

色んなことが起きて、疲れ果てた体はすぐに眠りに落ちた。



雨がふっている。

相当な土砂降りだ。

台風でも来ているのだろうか。

高層マンションの一室に自分がたっている。

手に冷たい感触がある。

体は妙に温かい。

呼吸が荒い。

なぜだろう。

何かをやり遂げだ気がする。


目が覚めたら体は汗でびっしょりと濡れていた。

まだ3月だというのに、まるで真夏にエアコンをつけずに寝たかのようだった。

「変な夢だな」

窓の外はまだ薄暗い。

布団にもぐり、もう一度眠りについた。

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