第7話 遺跡探索...?いや、ご飯ですよ
「
光が収まると...
「普通の服なんかーーい」
いや、白のワンピース、めっちゃ似合って可愛いんだけどね!?
「そりゃね。普通の服でしょ。まぁ街とかに着いたら気に入った服をコピーするから!」
それ、いいのか?
などと考えつつもこのあと何をするか考える。
ちなみにナビさんこっちでの時間の流れは?
〈A:こちらの世界の1日は24時間、1年は400日、暦としては100日ごとに黄の月、緑の月、赤の月、青の月に分かれ10日で1週間となります。ちなみに時計も15時まであります〉
ほえー地球よりも1日は同じでも一年は長いんだね。ちなみに今日は?
〈A:青の月8週5日、又は青の月85日、20時です〉
ふむ、少しこの遺跡を探索したあとは夜飯食って寝るか。
「華音、ここ遺跡らしいから探索行こうぜ」
「遺跡!いいねぇ~」
てなわけで探索開始~
「てか改めてここ広いなぁ...」
「だねぇ~この広間だけでも東京ドーム二個分くらいありそうだよ」
ナビさん道順とかって記憶しておける?
〈A:スキル《世界地図》とスキル《絶対記憶》により一度訪れたところは記録されます。見たい時は「ワールドマップ」と唱えれば見ることが出来ます〉
いや俺のステータスまじ有能だなぁ...
あ、なるほど。こーゆーゲームにありきの能力もスキルとして追加されてるから見たことないスキルがあったのか。
「ワールドマップ」
目の前にウィンドウのようなようなもの浮かび上がりそこにはなにか地図のようなものに青点、黄点、赤点が浮いていた
ナビさんこの点は?
〈A:それは生物を表しています。青点は敵対心がない者を、黄点は中立や無関心を、赤点は他種族、他生物への即敵対する魔族、魔物や敵対心をこちらへ向けている物を表しています。
簡単に言えば味方、どっちでもない、敵ということです〉
ありがとナビさん。なるほどね。こりゃ超便利だ。
改めて地図を見直す。
……………ん?すぐ近くに青点がひとつ、これは華音だろう、少し離れたところから周りにある点全部どれ見ても大量の赤点なんですけど...
〈A:先程も言った通りここは神代で最大の帝国でしたがそれより約15万年、ここは魔物蔓延る人外魔境の森の最深部です。まぁこの大陸で一番危険な場所ですね〉
え、なんでそんな危ないとこが初期スポーンなの。あの神、どつき回してやろうか。
などと考えていたら
「はくーおなかすいたーなんかない?」
あー、たしかに夜飯の時間だし腹減ったな。
まぁ探索は明日にするか。
「じゃあ探索は明日にしてなんか飯食って寝るか?」
「そーしよ!!なに作る?」
「ちょっと《無限収納》確認するわ」
食べ物で
いや米980tって、、、
パスタ950t、、、うどん!?ラーメン!?餅まであるの!?
なんかあるもの全部絶対100t以上はあるんですけど...
絶対飢えないじゃんこんなん。
あと、こんなのもあった
【賢者の旅袋】
レア度 伝説級
説明 焼きたての黒パン、白パンと水、ワインを無限に出すことができる袋。
賢者が旅をする際に使用したとされる。
材料を入れればその材料が入ったパンや飲み物を作ってくれる。
無茶苦茶だな!!!
無から有を作り出すことが出来るのはまじでチートだよ!
パンだけストックねえと思ったらこんなもんあったよ!
材料を入れたらってことは果実水とかレーズンパンもいけるってことだよな?
ほんとにチートだな!?
さらに調味料やら肉、野菜、豆腐やらその他もろもろもめちゃくちゃあったので華音にも《無限収納》への干渉権利を渡しててきとーに考えてもらう。
いや、俺もご飯作れるよ?!母さん料亭で料理人と女将両立してた(無茶苦茶だろ)らしいけど何故かフレンチからイタリアンに中華やら和食まで大量の料理仕込まれたし、捌けと言われればサメでもいけるぜ!
ただ、めんどくさいだけだ!
クズとか言うんじゃねえ!うるせえぞ!
「シチューつくろー」
「なんか手伝うことある?」
「じゃあ...
肉切って」
「ほい」
「野菜切って」
「ほい」
「鍋出して」
「ほい」
「肉入れて」
「ほい」
「肉焼いて」
「ほい」
「野菜入れて」
「ほい」
「水入れて」
「ほい」
「ルー入れて」
「ほい」
「煮込んじゃって」
「ほい」
「はい完成!!!」
「全部俺がやってるじゃねえか!」
「さすが!凉子さん(俺の母さん)に仕込まれただけあって手際が違うわ!私よりはるかに早いわ!」
「近所のおばちゃんかおまえは」
「どーもありがとーございましたー」
「漫才じゃねえんだよ!」
「えへへー冗談冗談、ほらご飯は私が炊いといた(魔動炊飯器なるものがあった)からたべよ?」
「はぁ...食べるか」
「うん!「いただきます!」」
もぐもぐ
「あーそういえばなんかさっきマジックテントなるものを見つけたからそれで寝ようと思うけど同じテントでもいいか?」
「この際もうしょうがなくない?」
「わかった」
モグモグ
「「ごちそうさまでした!」」
「美味かったな」
「うん!美味しかった!片付けはやっとくからのんびりしててー」
「じゃあさっきのテント出しとくわ」
「おっけー!ありがとー!」
「《無限収納》」
えぇーと?さっきはテント、魔道具で整理した気がするんだけど...
あぁあったこれだこれだ。
とりあえず出して設置しようと出すとぽんっと音を立てて手のひらサイズから結構大きいテントになって勝手に設置された。
「おぉすげえなこれ...便利だな。小さいのが玉に傷か」
「おーそれがテント?」
「そ、中入ってみるか?」
「うん!」
二人が同時に入れるくらいの大きさの入口だったので一緒に入ることした。
「よっこらしょっと」
「「......はぁっ!?なにこれ!?」」
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