第5話 華の神族

「よし!じゃあ華音のステータスを確認しようか!」


「え?ステータスってなに?」


ナビさん華音にも接続って出来るの?


〈A:現状不可能です。スキル〈念話〉の応用で可能になります。取得しますか?〉


えっ!?あ、頼む。


〈A:承りました。【世界の記憶ワールド・レコード】へ接続。スキル〈念話〉の取得を要請。許可を獲得。スキル〈念話〉を取得しました〉


え、?は?何したの?


〈A:スキル〈念話〉の取得のため【世界の記憶】へ接続、取得の許可の申請、許可が降りたので取得しました〉


その【世界の記憶】ってのは?


〈A:その名の通り世界の記憶です。通常、閲覧権限は神にしかありませんが主は半神ですので閲覧が可能です。私はその主の権限を利用し【世界の記憶】から情報を探しています〉


なるほど。ありがとうな!

じゃあ華音にも説明頼めるか?


〈A:承りました。スキル〈念話〉の発動を確認。個体名 朱星 華音 への説明を開始。同時にスキル〈念話〉の譲渡を開始。完了。接続を開始。完了。リンク完了しました。接続の確認。クリア。使用可能です。


それではステータスの説明等をさせていただきます。


まずは「ステータス」と唱えてください。口に出さなくても可能です〉


「ステータス」


【アカホシ・カノン】


種族 神族


Lv.1


称号  華の神の一族 花の王 自然に愛されし者


体力 187

筋力 12

耐力 16

耐魔 15

敏捷 26

精神 57

魔力 369


贈与スキル

《神力》


スキル

〈念話〉


特殊スキル

《花の誘惑》《香りの幻覚》《神の御言葉》《状態異常無効》《生物拒絶》


個有スキル

《神通力》


魔法

聖属性魔法 Lv.10

光属性魔法 Lv.10

回復魔法 Lv.10


個有魔法

神聖魔法 Lv.10

神力魔法 Lv.10

自然魔法 Lv.10


神族!?いやまぁ俺も謎の魔神族だったしな。なんでだろ。


〈A:カノン様は創造神が容姿をそのままに身体構造を改変、肉体が神へと昇華しております。主様においても肉体改造されてるのは変わりませんが魔神族になっている理由は不明です〉


お、俺は不明なんだな.。

まぁスキルは最大レベルだしステータスもLv.1でとんでもない値だ。


「このステータスすごいの?


............……………えっ?なに神族って?」


〈A:カノン様の質問へ回答いたします。〉


「わっ!なんか声が聞こえる!」


「俺の特殊スキルだから心配しないでいいよ。ナビさんって呼んであげて。〈念話〉スキルで会話ができるよ!」


〈そうなります。ではステータスの説明をさせていただきます。


まずは称号です


‐華の神の一族‐

華の神族に贈られる称号。

魔力にステータス成長補正(極)


-花の王-

花に王と認められたものに贈られる称号。

自然魔法 Lv.10 を取得。


-自然に愛されしもの-

星に、自然に愛されたものの称号。

《状態異常無効》を取得。


次に贈与スキルです。


《神力》

神の力の扱いが上達する。

《神の御言葉》を取得。


次にスキルです。


〈念話〉

声に出さず話しかけることが出来る。

受け手は聞くことは出来るがこのスキルがないと返答ができない。


次に特殊スキルです。


《花の誘惑》

ありとあらゆる花の幻覚を見せる。

五感全てを完全に騙すことが出来るスキル。

基本、抵抗レジストすることは不可能。


《香りの幻覚》

周囲5kmの"におい"、"かおり"を操ることができるようになるスキル。

これにおいて幻覚なども見せることが出来る


《神の御言葉》

"神言"を使用して自分より生物的地位が低い者を強制的に従わせることが出来るスキル。


《状態異常無効》

全ての状態異常を無効化する。


《生物拒絶》

神族以外の"生物"からのあらゆる干渉を拒絶するスキル。


個有スキルです。


《神通力》

世に起こる現象(自然災害など)を改変する力。


最後に個有魔法ですね。


神聖魔法

聖属性魔法よりも高い浄化力があり神族でなければ使用できない魔法。


神力魔法

神族であれば使用できる魔法。

主に補助や付与エンチャントのための魔法。


以上です〉


ありがとナビさん!


「どう?わかった?」


「まぁ、大体は?でも神族って...あたし神様になっちゃったわけ?」


「ん?そーいや俺も種族が魔神族だったよな。なんで?普通こーゆーパターンって人のままじゃないの?」


〈A:どうやら創造神が主は高位魔族、華音様は神族に"身体"を作り替えたようです。主はスキル《神格化》で神格を与えられて魔神族になっているようです〉


「「よし、あのジジイ、〆る」」


天界にて。

「ひっ!?なんじゃ?悪寒が...」

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