第7話笑う門にはなんちゃらこんちゃらだな
メガネをかけた髪の毛がぼさぼさの、めちゃめちゃかしこそうな先生が、ガラガラっと戸を開けてはいってきた。「山沢です。一応、私は大学四年生なのだが、大学生には見られないんだよ。これが」と、笑いをとっていた。確かに大学生なのにどこかオヤジくさい。そう教えてもらわないと、おじさんにしか見えなかったろう。
山沢先生は、「オヤジなんてあだなをつけないでくれよ。頼むぞ。じゃあ授業始めるぞ」、ってまた笑いをとって、授業はみんなの笑い声から始まった。
ここから始まるんだ。これから一生懸命勉強するんだと、おれは気合いをいれた。
授業が終わった。英語の授業だったけど、わかるところもあれば、わからないところもあった。おれはわからないところは後で勉強しようと、教科書に赤いボールペンで丸をしておいた。
なによりおもしろい先生でよかった。
授業が始まる前、こっちはがちがちに緊張していたから、あの笑いは助かった。。。
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