ドラゴンブック応募作を読んでみた

ドラゴンブック応募作を読んでみたその①『ブラックホール・ブラックアウト』

※僕個人の悪癖で、物語の内容を語ると『もう読んだ気になった』と散々言われてきているので、ほぼ細かい内容には触れません。あくまでも個人的な感想です。


『ブラックホール・ブラックアウト』 著 神谷ボコ様 ジャンル:ホラー


・『「最初の1体」は、2016年6月、ブラジル北東部マナウスに現れた』。煽り文が素晴らしい。これだけで惹きつけられます。個人的には、書き出しもこれであってほしかった。なお、今の書き出しも十二分に素敵です。

・不穏な煽り、書き出しで始まる何処か異様な雰囲気。良いです。大好物です。

・訳が分からないまま進む物語展開。そうです、ホラーは相手が分からないから怖いのです。光がない闇程、人の恐怖、そして想像を膨らますものは早々ないと思います。

・最初の舞台がブラジルの一都市というのもよく考えられています。日本人の感覚からすると、南米は余りにも遠すぎ、日常として捉えられない(つまりは、所詮他人事)わけで、その後の物語展開をより面白くするアクセントに効いています。

・謎が謎を呼び、少しずつ近付いていくこの感覚……良いです。きちんと、映像としてシーンが浮かびます。

・まだまだ、どうなるかは分かりませんが、物語後半は一気の謎解き+解決が示されてほしいなぁ、という願望(かの傑作『ミレ〇アム』のように畳みかける感じの)を持っております。今後に注目しています。そう考えると、ホラーよりミステリー要素強めでもいいなぁ、なんて……。


 さて、何話前に書きましたが……今回はドラゴンブック参加作品、読みます。

 読んで→書いて→また読んで→また書くのです! 永久ループですな。

 で、面白かったら雑記で紹介しようと思います(運営さんから「めっ!」って言われたら即座に止めますが)。

 既に何作か目星はつけていますので、合間合間に書いていく事になろうかと思います。恐らく数作かな?  

 ではでは、また次回にご期待ください。「姫様」書かなきゃ。

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