俺のバイトの面接はすぐに終わる
学校を後にした俺は、早速昨日電話したバイト先に向かった。確か学校が終わってからでもいいとのことだったので、そんなに急いで行く必要もないか。そう思った俺だが、やはりバイト先の方を待たせるのはダメだなと思い、その考えをやめ、急いで向かった。バイト先に着いた俺は中に入り、昨日電話にでてくれた人の元に向かった。
「すみません、昨日電話した野雫目ですがーー」
「野雫目君ね!今店長呼んでくるから少し待っててくれる?」
「わかりました」
随分と若い人だったな。もしかしたらまだ二十歳位じゃないのか?というくらい、美人だった。こんな可愛い人がなぜここで働いているのかが疑問に思うくらいだ。そう思っていたら店長がやって来た。
「君がバイトしたいって言ってきた子か。それじゃ少し面接したいからこっちにきてくれるかな?」
「あ、はい。わかりました」
そう言って俺は面接をしに、店長の後をついていった。
「面接といっても、あまり聞かないけどね」
「そうなんですか、わかりました」
「まずは、君はどこからきたんだい?」
「私は東山芸術高校二年生、野雫目光太と言います!」
「学生さんだったか。それで、君はどこを担当したいんだい?」
「私は接客とかは苦手なんで、裏方をやりたいなと思っています」
「因みに、料理とかはできるのかね?」
「はい、一応それなりに出来ます」
「なるほど。これで面接は終わりだから、少し外で待っててくれる?なんならその子と話していいからさ」
「わかりました」
失礼しますと言って部屋を出る。部屋を出ると、そこにはさっき話していた若い女の人が待っていてくれていた。
「面接、どうだったの?」
「意外と普通でしたよ。あんま聞かれませんでしたしね」
「そうだったんだね。受かってるといいね」
「はい。それはそうと、ここで働いてる人で一番年下なの、何歳なんですか?」
みたところ、若い人が多いみたいだったため、聞いてみることにした。
「ここで若い人っていえば、高校一年生の人かな。確か学校は東山芸術高校って言ってた気がする。後、高校三年生の人もいるよ」
「そこ、俺と同じ学校ですよ。まさか同じ学校の人が働いてたなんて知らなかったですよ」
俺は、後輩で働いている人がいると聞いて、かなりびっくりした。俺もびっくりしていたが、若い女の人とかなりびっくりしていた。
「えっ、そうだったんだ!まさか同じ学校の人いるなんてびっくりだよ!」
「俺も驚いていますよーー」
次の言葉を発しようとしたが、店長が呼んでいたため、話すことができなかった。
「面接の結果、おめでとう野雫目君。明日ここでから働いてくれ」
「ありがとうございます。頑張ります」
俺は、バイトにつくことができた。めちゃくちゃ嬉しい。明日から頑張っていこうと心に決め、俺は、寮に戻るのであった。
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