休み明けの学校は、正直行きたくない

 実家を出て、寮に帰った。はぁ、また明日から学校かぁ。だるいなぁ、行きたくないなぁ、などと思っているが、嫌でも明日はやってくる。楽しかった休日も終わり、明日から学校モードにしないとな。そうだ、アルバイトのところにも電話しないとな。いつ面接なのかとかもきちんと聞いとかないと。

 そうと決まれば早速電話するか。


 「もしもし、野雫目光太と言います。アルバイト募集中の紙をみて、電話させてもらいました」


 「そうでしたか。なら、明日一度こちらに来てもらえますか?」


 「はい、大丈夫です。何時頃に行けばいいんですか?」


 「午前中に来ていただけませんか?」


 「申し訳ありません、まだ高校生なので放課後でもいいですか?」


 「全然大丈夫ですよ。なら、明日学校が終わったら来てくださいね」


 「わかりました。ありがとうございました」


 「明日、待ってますね」 


 一通りの会話が終ったため、俺はスマホを離した。ふと思ったがこの学校ってバイトして大丈夫なのか?一応佐倉先生に確認してみるか。


 下にいき、佐倉先生がいる部屋に向かった。今入ればいいんだがな。あの人、よく飲みに行ってて、いないことが多いしな。


 こんこんとノックした後に、


 「すみません、佐倉先生いますか?」


 と言ったが、返事がなくシーンとしていた。また飲みに行ってるのか、この先生は。そんなんだから男がよってこないんだよ、まったく。

 まあ、明日学校に行ってから聞いても問題はないしな。そうと決まれば、風呂入ってもう寝るか。今はまだ咲久野たちにも会いたくないしな。

 そういや、俺が寝てるとこ、リビングだったな。なにこれ、詰みゲーじゃん。こりゃ参ったな。まあ、そこはしょうがないか。あいつらも俺と会いたくないと思うし、俺が風呂に入っているときにでもご飯食べるんじゃないか。そうしてもらわないと俺が困るしな。


 風呂から上がった俺は、髪を乾かしてから、寝る体制になった。何分かするとそのまま眠りについてしまった。


ーー朝目を覚ますと、いつも起きている時間よりも一時間前に起きてしまった。こんなに早く起きる必要はなかったのだが、何故か今日は目が覚めてしまった。まぁ、寝てる場所が寝てる場所だしな。起きてもしょうがないか。まあ、早く起きたことに越したことはないか。早起きは三文の徳っていうしな。あれ、実際は全然得してないみたいなんだとよ。


 早く起きて朝御飯を食べ、着替えて学校に向かった。途中寄り道なんかもして向かったため、いつも通りの時間に学校に着いた。

 また、退屈な学校が始まろうとしていた。

 

 

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