第2話 さらば暗い人たち


 私は実は、今、別の小説投稿サイトから逃げてきたのである。というのも、気が付くと私は頭のおかしい人たちに囲まれていたからである。そういった人たちと延々と暗い話をしている内に、私はふと

「俺って何やっているのだろうか」

 という気持ちになったのだ。

 彼ら彼女たちは一様に

「理想のコミュニケーションとは何か。

 自分は何故人と付き合えないのか」

 ということを問題にして暗くなっていたのである。私は思うのであるが、健康な人のほとんどがコミュニケーション能力は下手糞である。バカみたいなやつがほとんどである。

 つまるところ、そんなことを気にしないで、外に出て色々な人と交流してゆけばいい。だが、交流して問題ばかり起こしている人もいる。そういう奴には、周りが冷たく接して反省を促せばいいのだ。

 そして、そういうことを言うと「冷たくされた人のケアはどうすればいいんですか。あなたはそこまで考えているのですか」といってくる。そこまでは私は考えない。でも、質問者さん、あなたにしても五十歩百歩じゃないですか。では、一人の人間をあなたの介入で救えたと思っているのですか。それはたんに問題行動をしょっちゅうとる人間をつけあがらせているだけかもしれないですよ。

 かといって、こういう人たちの扱いを専門家、つまり精神科医に全部任せればいいのかというと、それも色々、問題があったりもする。大量のクスリを売って、儲けようと思う医者もいるのだ。

 これらを色々考えて「はっ」っと私は思うのであるが、私は小説を書きたいのである。こんなことを考えたいのではない。それでは、さようなら。とそういった暗い人たちと袂(たもと)を別ったのである。

 私は興味本位にそういう人とリアルで会って本当に酷い目に遭った。公園で、一時間くらい愛について説かれた時には驚いた。こいつ狂ってやがると正直思った。それを正直に書いたら「訴訟する」と言い出した。えっ、その前に、自分が狂っているのかそうではないのか点検しようと思わないのか。

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