腐った階段
階段があった
腐った階段だ
けっ
わたしはそこに唾を吐いた
腐った階段に唾が付着していくらか綺麗になった
そういう解釈だってあるのだ
階段があった
さっきも言ったか?
腐った階段だ
そしてその腐った階段を昇る以外の選択肢はやがて無くなった
うそーん
わたしはひっそりと絶望した
神様がいるなら無視してないでいい加減、応えてよ
わたしはまだこの場所にとどまって
くだらないお喋りを誰かとしていたかったのに
ここから出て行けだなんて
残酷だね
先送りにする現実
………あーあ
永遠ではないものなんて全て死ねば良いのに
新規登録で充実の読書を
- マイページ
- 読書の状況から作品を自動で分類して簡単に管理できる
- 小説の未読話数がひと目でわかり前回の続きから読める
- フォローしたユーザーの活動を追える
- 通知
- 小説の更新や作者の新作の情報を受け取れる
- 閲覧履歴
- 以前読んだ小説が一覧で見つけやすい
新規ユーザー登録(無料)
アカウントをお持ちの方はログイン
ビューワー設定
文字サイズ
背景色
フォント
組み方向
機能をオンにすると、画面の下部をタップする度に自動的にスクロールして読み進められます。
応援すると応援コメントも書けます