俺氏前線復帰

千尋さんに援護してもらい無事前線に復帰した俺は再び愛銃9A-91を手に取り相手に照準を向ける。

そしてトリガーに手をかけ一気に撃ち出す。

二三匹ほど倒したころ

[こちら本部聞こえるか今からそちらに向かって援護爆撃機Blastboneを向かわせる総員衝撃に備えよ]

その本部の無線に全員驚愕したであろう

我々の属する政府軍の爆撃機の中でもかなり優秀な性能を持つBlastboneを向かわせるのだ。

耐久値・容量がかなり高い

そして政府軍は遠めに言えば「援護だけど当たったらごめんね(棒)」

と言っているのだ


「全員!撤退ィィィィィィィ!!」

隊長が叫ぶ

その叫び声と同時に全員後ろに下がる

せっかく前線復帰したのにすぐこれかよ!

「殿は俺が勤める!早く避難を!」

俺は自ら殿をすると叫んだ

「わかった!頼むぞ!」

隊長からの返事と同時に銃声が響き渡る。

相手は倒しても倒しても沸いてくる。

「クソッ!一体何匹倒せばいいんだよ!そろそろマガジン尽きるぞ!」

残り3マガジンしかない!。

「周りこまれているぞ!」

先頭の方から聞こえてきた叫び声。

「クソッ!こっちも忙しいのに!」

現在敵兵に囲まれている状態だ。

正直ここを突破するのは無理に近い。

千尋も援護はしてくれているのだがスナイパーが少ないため火力が足りない

そんな中ある者の残酷な命令がでる

「おい和馬とその分隊員!もうすこしで爆撃機が到着する!さっきまで戦っていた所に突撃しろ!」

「おいふざけんな!それはもう死ねっていってるもんだろ!」

「あぁそうさ!戦争で生きて帰れると思う甘い考えがダメなのだ!」

クソッ!さすが理不尽てことで有名なだけある!

「分かったよ!行ってくればいいんだろ!」

俺は銃をその場に捨てダッシュで駆け込む

その群れを抜けて見えたのは残骸の数々だった

でもみている訳にわいかない

後ろを見ると相手が追ってきている事に気づくと俺はまた走りだす。

残っている体力で走る。

しばらく走り後ろを見ると見えるのは敵の姿だけだった。

しかしもう少し視線をあげると爆撃機が見える。

俺は見えたのを確認すると今度は逃げるように走る。

それと同時に爆撃機から爆弾が投下された。

そして一気に爆発した。

その爆風は凄まじく近くにあった物をすべてを吹き飛ばした。

そして俺もそのまま爆風に飲み込まれてしまった。

その衝撃は人の体ではとても耐えきれない

俺は遠心力がかかるのを感じつつ視界が暗くなるのを感じた

そしてそのまま気を失った。



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