激白

「ねえ、私のこと好き?好きだよね?嫌いなわけないよね。あなたはいつだって私のこと見ててくれたし、私もずっとあなたのこと見てた。覚えてる?あの日のこと。私はずっと覚えてる。忘れるわけなんてない。忘れることなんてない!クラスの子にいじめられていた私を助けてくれた、あの日のこと。あなたが、あなたが助けてくれた!私の手を引いて、心を引いて、あの薄暗い腐った日々から連れ出してくれた。あの日から私、もう、あなたしか見えない。私の世界に、あなたしかいない!他の何もいらない、誰もいらない。ううん、いらないとか、そんなんじゃない。邪魔なだけ。私とあなたの世界に、他の何があったって邪魔なだけ。私にはあなたさえいればいいし、あなたも、私がいれば他の何もいらないって、そう思うでしょ?思うよね?何?どうしたの?どうして何も答えてくれないの?私のこと好きなんだよね?好きだから助けてくれたんだよね?私とあんなことやそんなことしたいから、助けてくれたんだよね?いいよ、何でもして。あなたになら何されたっていい。ううん、何でもされたい!穢されたい、なじられたい、痛めつけられたい。腕を折って、足を折って、首を折ってもいい。それでも愛されたい!あなたに愛されたいの。殺して、殺して、殺して。あなたに殺されたいの。だって私もあなたを殺したいの!好き。好き好き好き好き。すきすきすきすきすきすきすきうsきすkしうskすしかいししう。何で?何でそんなこと言うの?私が怖いの?どうして?怖がることなんて何もないわ!あなたを傷付けるものがあるなら、私が消してあげる。苦しめてあげる。あなたが私以外の何かで、誰かで。心を震わせるなんて、許せないもの。あなたの感情は私のもの。喜びも、怒りも、哀しみも、楽しさも。全部私にぶつけて!全部私が管理するの。感情だけじゃない、指先ひとつの動きさえ、その息遣いのひとつさえ。汗も涙も、その躰に流れる血の一滴も。だってそのひとつひとつがあなたで、その全てがあなたなんですもの。どうしたの?どうしてまだ震えているの?あなたが怖がっているのは何?あぁでも、あなたのその顔も素敵よ。ううん、どんな顔だって素敵だわ。でもお願い、怖がらないで。恐れないで。私を受け入れて。愛して。愛して。私を愛して。それだけでいいの。私の目を見て。分かるでしょう?写っているのはあなた。あなただけが写ってる。私の目には、あなただけ。もっと触れて。頬でも胸でも、他のどこでさえも。全部あなたのもので、あなたの好きにしていいの。だからお願い、私を好きになって。お願い、お願いよ。あなたに愛されないと生きていけないの。言って。言ってよ。私が好きだって、愛してるって。応えて、私の愛に。私の生きる意味に!あはっ!本当!?本当に私のこと好き!?愛してる!?あぁ!私も!私も愛してるわ!やっと、やっとあなたの口から聞くことができた!やっとあなたとひとつになれた!あぁ・・・!幸せすぎておかしくなってしまいそう!ずっと、ずーーーーーーーーっと一緒よ。絶対に離れない。死ぬまでずーーーーっと一緒!ううん、死んだってずっと一緒よね!だって私たち、心の底から愛し合っているんですもの!永遠に愛し続けましょう?ねえ、?」

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