第22話 始まり…ストーカー

かすみは そのまま熟睡してしまった。昔を思い出しながら 

かすみの寝顔を見てるたくみ


次の日、かすみが起きてきて


「おはよう。昨日はごめんね。

眠っちゃったよ。」


椅子に座りテレビを観てる

たくみ



「きにせんでええよ。寝顔 

可愛かったよ♪」


「いいにおい。朝ご飯

作ってくれたんだね。ありがとう。」


「おみやげの鮭を焼いたよ。

それじゃ食べようか♪」


「うん、いただきます。」


たくみが鮭を 一口食べたら


「うわ~!めっちゃ美味いわ♪ 

この塩加減がたまらない♪」


子供のように喜ぶたくみをみて


「あ~ よかった~♪

実はお母さんが作った鮭の塩漬け

なんだよ。」


「ほんまに♪美味いわ。

ご飯が進むよ。」


「焼き加減も ちょうどよくて

美味しいよ。」


朝食を食べ終わり

食器を片づけたら身支度をした。


たくみ、私、 区役所と病院に行ってくるから

留守番お願いします♪」


「はいよ。気をつけて

行ってくるんだよ。

お昼は適当に食べるから 

きにせんでええよ。」


「うん 行ってきます。」


玄関に向かってたらたくみが後ろから抱きしめてきた。


「どうしたの?」


「こうしたかっただけだよ♪」


「嬉しい♪それじゃ行ってくるね。」


玄関ドアをあけて

鍵をかけ

駐車場に向かい車のエンジンをかけ

区役所に向かった。


区役所に着き 手続きを終えてから

産婦人科を受診してきて診断書を書いてもらった。


買い物をして マンションの駐車場に車を停めてからたくみに電話した。


「もしもし 今 駐車場に……」


「かすみ?どうした?」


「なんか…車の中から

ずっと こっちを見てる人がいる。」


「え~~ヤバイな…。

今メール送るからみてな。」


チャリラ~♪


(帰宅しないで ホテルにでも泊まった方がいいかもしれへんし、やりとりはメールの方がええよ。)


(そうだね。私、その辺ドライブしてからホテルに泊まるか決める。連絡するから)


送信した。


エンジンをかけ 日差しが強いから

サングラスをかけて

駐車場を後にした。


しばらく走りパーキングに停車し

車の中から周りを見渡したら

向こうの方に さっきと同じ車が停車してて ずっとこっちを

見てる男がいた。


すぐに ナビに警察署といれて

その場を立ち去り しばらく走って

ルームミラーで確認したら

少し離れて 後ろからついてきている車がいた。


信号待ちで 車のナンバーを控え

ナビに従い 走ってたら

警察署が見えてきて敷地内に入り

駐車した。


周りを見渡したら 離れた所に

さっきの車がいて ずっとこっちを

みてる。


ちょうど一眼レフを持ってた

かすみは自宅の駐車場から

その車のナンバーと車両、男を撮影してた。一眼レフをバックの中に入れて、エンジンを切り 

車を下りて警察署の入り口に向かう途中で忘れ物を取りに行くふりをしてふり返ったらその車の男も こちらにゆっくりと歩いてきてるがとまったりしてる。


警察署の中に入り 近くにいた警察官に事情を説明し証拠を見せ

被害届を提出した。


警察官からこちらで待機して下さいと言われ部屋に案内されたかすみ。


その車の男は警察署の中に入らず

出入り口付近で

チラチラと中を見ながら

電話をかける仕草をしていた時、

警官2名に連行され、隣の部屋に入ってきた。


警官が事情聴取をし20分後に 

男は一般人で、かすみの事を 

ずっと追ってたと自供した。


怖くなったかすみは 告訴の方向で話しを進め弁護士をたてると警官に伝えた。


「男には まだ聞きたい事がありますので 桜井さくらいさんは お帰りになられても大丈夫ですよ。」


女性警官に誘導され 部屋をでた。


「また 何かありましたらご連絡下さい。気をつけてお帰り下さい。」


「ありがとうございました。

それから住所変更をしたいん

ですが?」


「それでは窓口に案内しますので

こちらにどうぞ。」


窓口で住所変更が完了して

警察署を後にした。

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