第43話 弱者の勝ち方

昨日、ロシアW杯のグループリーグ最終戦、日本対ポーランド戦が行われた。日本は敗れはしたものの、同時刻キックオフにしていたコロンビア対セネガル戦が0-1で敗れ、イエローカードの枚数差でセネガルを上回った為、決勝トーナメント進出を決めることができた。

しかし、決まった時はどこか腑に落ちなかった。

失点してコロンビアが先制した事が伝えられると日本は自陣でボールを回して攻めようとせず、消極的なプレーが目立っていた。

引き分けでも行けるのだから、攻めればいいのにと思った。ポーランドは敗退が既に決まっているし、無理に攻めてくることもない。

セネガルが得点を決めれば敗退が決まってしまうだけにここは無理をしても良かったのではないか、という意見や前の2試合がよかっただけに批判があることは事実である。

しかし、無理をして引き分け以上を狙うことよりも決勝トーナメントに進出してさらに先の戦いにチャレンジしていくことの方が何よりも大切なことだと思う。

だから、批判されようとも進出に一番ローリスクな道を選んだのだろう。

それでもかなり危ない橋を渡っていたことは事実だけれども。

日本は世界から見ればまだまだ後進国で大会が始まる以前は3連敗するとか、全く期待していないという声が大きかった。

しかし、蓋を開けて見れば1勝1敗1分で決勝トーナメントに残る事が出来た。

まだ夢の続きを見させてくれる日本代表を応援する事が今、一番必要なのではないだろうか。

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