前のエピソード――異世界針金虫

・顔

赤みがかった灰色のキチン質の外骨格、大きな複眼に下向きに生えた細かな触覚が口髭のように生えている。

男。

・体格

２２３cm 　１４７kg

全身肉厚のマッチョなフォルム、猫背で胸にはあばら骨のように細かな足が生えている。これらはそれぞれ鋭い剃刀のような爪になっている。

腕は太く、肩を含めた関節部分は鋭利な刃物のようなエッジとなっている。

拳は大きく硬く、指もあるがほとんど丸めている。

足は普通。

・服装

白色のマフラーは海水で湿っている。

青いパンツ、ボクサーブーツ。まんまボクサー

・経歴

とある異世界で名をはせた殺人鬼だが、向こうからカンパニーの名を出し、接触してきた。

カンパニーの存在や連絡方法、その他、異世界転送実験を中心とした知識を披露し、自身が転生者であると主張、変わらぬ忠誠心から全面協力を、と申し出た。

ここまでくると逆に怪しいため、その忠誠心を試すために実験に投入となった。

・性格

妄信者にして狂信者、カンパニーへの絶対忠義と共に死の女神にも傾倒しており、その信仰のために殺戮を繰り返していた。

有識者によればいくつかの前世が混ざっているらしく、狂ってるのは当然とのこと。

戦い方はクレバー、やりたいことをさせないで叩き潰す。

・能力

視野、シャコ特有の複眼により広い視野と動体視力、人間には見えない色が見えている。加えて、魔力や霊力と言った存在も怪しい存在さえも視認でき、その応用で相手の動きの先読みまでできる。

パンチ、水中をもって銃弾を超える速度と貝殻を砕く拳は、空気中では音速を超える。しかもそれでコンビネーションを繰り出すことで秒間三発のラッシュを繰り出せる。拳の壁、ラッシュ、オラオラ。

秘儀『水面爆ぜ』独自に編み出した奥義、殴る瞬間に指を鳴らすことで独自の振動を発生させ、衝撃を液体の中を伝わせることができる。その距離や減衰具合は海水がもっとも効率的で、5ｍ以内ならほぼ100パーセントの威力となる。それに近い血液でも可能。1cmに満たない流血から傷口、さらには欠陥を通って脳を破裂させるのはお気に入り。

・口癖

命はカンパニーのために、魂は女神のために。