異世界鵺

・顔


黒鉄色の重合金製でできた装甲、ヘルメットのように丸みを帯びた頭部には目立った飾りはなく、格子の奥に単眼の赤いカメラアイが光っている。


・体格


10500cm  550000kg

流線形で飾りやとっかかりのないフォルム、一対の腕に一対の足、人型に見えなくもないが、どちらかと言えば獣に近い。

猫背で腕が太く、五本の指には鋭い爪がそれぞれ生えている。

後ろ足も動揺、加えてハイヒールのように踵からもスパイクが伸びている。


・経歴


戦闘実験に参加した機械兵器の情報を密かに入手、再現した機体。

しかし動力源として人間が発するある種のエネルギーが一定以上必要で、それが可能な人間は限られていた。

そこで足りない分を中にすし詰め状態にすることで克服した。

結果として特殊なパイロットの必要としない汎用量産機が完成し、そのお披露目もかねて戦闘実験に投入した。


・性格


詰め込まれた人間は意識を統合するため、薬と催眠術により洗脳、その後ケーブルにより物理的に接続されており、まさに集合的無意識下で動いている。

なので性格や知能というものは皆無に近く、あるのはプログラムされた対象への攻撃行動のみ。混ざり合った妖怪、ぬえと化している。

戦い方は獣のように突進し、両腕を振り回し、最後は踏みつぶす、狂った獣。


・能力


純粋な物理運動に特化したつくり。本来はもっと軽量化できるが、多人数と計測機器によりこの重さとなった。

唯一の武器。耐久力が高く、可動域も広い。動き自体も早く、特に腕力や握力はずば抜けていて、設計上は片手て逆立ちもできる。


・装備


知能低下により武器や複雑な機能は操ることができない。


大変危険

  • Xで共有
  • Facebookで共有
  • はてなブックマークでブックマーク

作者を応援しよう!

ハートをクリックで、簡単に応援の気持ちを伝えられます。(ログインが必要です)

応援したユーザー

応援すると応援コメントも書けます

新規登録で充実の読書を

マイページ
読書の状況から作品を自動で分類して簡単に管理できる
小説の未読話数がひと目でわかり前回の続きから読める
フォローしたユーザーの活動を追える
通知
小説の更新や作者の新作の情報を受け取れる
閲覧履歴
以前読んだ小説が一覧で見つけやすい
新規ユーザー登録無料

アカウントをお持ちの方はログイン

カクヨムで可能な読書体験をくわしく知る