異世界螻蛄
・顔
真っ黒の光沢のあるキチン質の外骨格、黒く真ん丸な目、10cmほどの触覚が一対ある。虫そのものな顔をしているが愛嬌がある。メス。
・体格
210cm 120kg
シルエットは直立した人間に似ている。しかし立っている足は二対四本で、腕に見える前足と共に胸の辺りから生えている。また手はスコップのようで、指のような爪があるが曲げることはできない。
背中に短い翅があり、飛ぶことはできないがこすり合わせることで片言ながら言葉を発することができる。
お尻の先が短い尻尾のように飛び出ており、中は内臓が詰まっている。
昆虫同様呼吸は脇の下や内ももなど、内側の目立たない場所にある気門を通して行われており、胸は筋肉が詰まっている。気門はそのまま弱点にもなりえるが、細かく硬い毛がびっしりと生えており、簡単には中に届かない。
・服装
研究員と同じく白い白衣を羽織っている。
・職業
カンパニーの家族
・経歴
転送実験によって発生する諸々の生ごみを一手に転送、遺棄している異世界にて確認された個体。
得意な外骨格、高い知能、更にはこちらの一斉射撃を受けてなお友好的な態度であり続けるなど、異例づくめである。加えてカンパニーに対する忠誠心、愛着から好待遇で保護されている。
推測の段階だが、これまでの実験で変異した生物の要因が生物濃縮により最終捕食者のオケラに蓄積され、この個体が産まれたと思われる。
戦闘実験に参加させたのはこの個体への戦闘経験を積ませるためであり、万が一重傷を負った場合は全力で治療する用意がある。ただし戦闘実験自体には本人の意向もあってカンパニーは介入、ヒイキはしない。
・性格
素直で忠誠心が厚い。
正確にはカンパニーを親だと思い、付き従う幼子そのもの。親であるカンパニーの言うことならなんでも信じ、何でも実行する。見捨てられることを何よりも恐怖している。
敵に対しては無邪気に殺す。戦いや殺し合いを遊びと捉えており、バトルマニアでもある。
人に似ていて人でないことにコンプレックスがあり、ゆえに人扱いされることを嫌っている。
・能力
視力は特別優れているわけでもなく、色の識別もできない。ただ聴覚は優れており、足を伝う振動から周囲の様子を伺うことができる。
雑食、動植物、何でも食べる。一方で大食であり、エネルギーの消耗も激しく、飢えに弱い。それ故に純粋戦闘時間は10分を切り、それを超えると餓死しかねない。
高密度外骨格、アルミニウムの軽さでダイヤモンドの硬度、加えて鋼鉄の靱性も併せ持ち、絶縁体、防熱、防寒、腐食性にも強い。少なくとも戦車砲の一撃に痛みも感じてない。夢のような材質だが、それでも限度があり、関節部分などの薄い部分は破損する可能性がある。またパワーは平均的な人間の二倍はあるものの、サブミッションで普通に動けなくなる。
戦闘スタイルは人間の格闘術をベースにオリジナルのもの。一切の防御や回避を外骨格任せにし、全力で相手をぶん殴っていくストロングスタイル。
手鉈、その平べったい手はそのまま武器として用いられ、単純に振るう、突くといったまるで泳ぐような動きだけで、まるでゼリーのように人体を解体する。
大斬撃、四本の足を開いて重心を落とし、腰のキレを込めた横薙ぎ、腕の構造もあってか鎌風も引き起こし、爪が触れることもなく相手人体をミンチにしてばらまく。
・口癖
カンパニー、スキ。
オマエ、コロス。カンパニー、ヨロコブ。
大変危険
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