異世界乳酸菌
・体格
不明。
推定として乳酸菌としているが、実際はどうなのかもわかっていない。
・服装
170cm 56kgの短い黒髪、吊り上がった黒目の元研究員が宿主、エラが深い以外は取り留めて目立つ特徴もない。運動もしてないのに筋肉が発達している。
その上に青色のジャージとゴムの草履を与えている。
・経歴
異世界転送によるチートと呼ばれる能力の獲得は、他の実験のような外見的内面的な変異がないにも関わらず起こる。その原因を体内細菌が変異したのではないか、という仮説が始まり。
検証のために異世界を経由した乳酸菌と、それを用いた乳製品を摂取したところ、目立った結果は得られず、当初は失敗とされた。
残ったのを処分として研修者が食べていたところ、こちらでは変異を起こした。
問題はこの研究者の精神が汚染されたことで、異世界転送に対して反対の立場をとるようになり、さらに本人には伝えていない虐殺などの機密も知っていた。唯一考えられる伝達方法が乳酸菌だった。
食べ物を経由して情報を伝え、さらには思想をも変えられるというのは大変魅力的な結果なのだが、同時に実験個体の能力も向上するため、これ以上の実験をするための安全指針の確立と裏切り者の処分として実験が行われる。
・性格
宿主は若干短気で、頭に血が上りやすい。一方で行動的で、正義に熱く、モチベーションも高い。
・能力
身体能力の向上、単純な筋肉神経骨格だけでなく、免疫や心肺機能、知能指数までもが向上している。その基準は通常では考えられない数値で、チートと呼んでも差支えがなく、加えて未だに強化され続けている。
とりあえずは、変異してない通常のヒグマを素手での一撃で葬っている。
これはまだ仮説の段階だが、異世界転移後の原住民の急激かつ広範囲に怒る知能、文化、技術の低下の原因である可能性がある。馬鹿菌。
未だに未確認ながら、乳酸菌が通常とは異なる方法で増殖、伝達する可能性があり、実験終了後は触れたもの全てを焼却処分する必要がある。
・口癖
生きて腸まで届くから素敵なんだ。
産まれてくるべきではなかった
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