異世界穿山甲

・顔


前に突き出た鼻に小さな目、薄緑の鱗に覆われていて爬虫類にも見えるが列記とした哺乳類、顎の下から腹にかけて毛が生えている。

オス。


・体格


体長78cm 43kg

通常のセンザンコウと同様に体表に硬い鱗を持つ。この鱗は通常のたんぱく質とは異なり、金属成分が混ざった一種の生態合金となっている。

が、この個体はその生え方が特徴的で、まるでとさかか巨大な奥義のように逆立っており、加えて体を丸めることでエッジが鋭利な車輪となる。この鱗は硬く、少なくとも鋼のナイフで切り付ければナイフが欠ける。


・経歴


古代遺跡の存在する異世界にて、残されたダンジョン内で発見されたモンスター。

遺伝子を解析したところ人工的に造られた種族らしく、通常の虫などの餌とは別に落ちている金属くずを食べて体内で合成、鱗として生成している。

この合金は利用価値が高く、それはその異世界の住人も理解しており、乱獲が続き、天敵である人間がいないダンジョン奥地以外ではほぼ絶滅している。

カンパニーとしても有益なのだが、おりしも同様の基準の合金を開発しているところでもあり、クローンを作って大量生産する派と逆に絶滅させて希少価値で稼ぐ派とで内紛が発生、その折衷案として実験によって決定することとなった。

勝った場合は量産、負ければ絶滅、種族として瀬戸際にいる。


・性格


各地を放浪とし、餌となる虫と金属を求めてほぼ一日を移動に費やしている。

人間に対してはプログラミングされているのか、発見し次第攻撃態勢となる。

屈服や闘争という判断ができず、どちらかが死ぬか、いなくなるまで攻撃をやめない。

好きな虫はあり。


・能力


動きは遅く、泳ぐことはできない。

戦闘形態、体を丸めて車輪となる。その状態で動力不明の力で高速回転しながら体当たりをする。強度に切れ味が合わさり、自走する回転のこぎりとして人間をその鎧ごと両断する。回転する力と推進する力は想像以上に強く、攻撃も細かな連続攻撃なので一度受ければ押さえつけられ、切断される。動き自体は直線的なので回避は簡単。


大変危険

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