異世界海豚人
・顔
長く飛び出た口につぶらな瞳、つるりとした体表は暗い灰色で、こめかみに当たる位置に伝教が植え付けてある。間抜けに見える。
感情の変化は見分けにくいが、唯一怒りの表情だけはびっしりと血管が表面に浮かび上がるためわかりやすい。オス。
・体格
230cm 150kg
尾びれ、胸びれは切除され、代わりに電極むき出しのプラグが埋め込まれていて、最早自力で泳ぐことはできない。
・服装
特注潜空スーツ、前に長い頭をすっぽりと覆う円錐状のアクリルメットに、黄色い金属の外装、大きく太い人間を模した機械の手足を持つ。これらは黒のゴムでコーティングしてあり、しっかりとものを掴め、人間の頭蓋骨程度なら握りつぶしたりけり潰したりできる。
背中のタンクにより中を満たす水に酸素を供給している。
このスーツと体の電極と繋げることで手足のように動かすことができ、一種のサイボーグとなっている。
・経歴
異世界にて、ただの動物であるエルフやドワーフが人間のような高度な知能を手に入れられたのは、人間の動作をマネし続けたからであり、逆にどんな動物であっても人間のマネをさせ続ければ知能は向上する、という仮説の元、実験のために改造されたイルカの一体。
元々の知能が高かったこともあり、スーツなどはすぐになじんで人とほぼ同様の生活を送れるレベルに進化した。さらに筆談での言葉を学び、実験はおおよその成功となった。
が、その中で飛びぬけていたこの個体は殺人鬼として目覚めた。
殺害対象は同種のイルカに限らず人間も狙いにあり、際限はない。
危険な存在だが、無意味な殺戮は高い知能の証ということで通常の処分ができないでいた。実験ならば殺せる。
・性格
高慢、自信に満ちて他者を見下す。そんな自分の快楽のために苦痛の中で死ぬのが他者の存在意義だと妄信している。
一方で、それを裏付けるように高い知能をもち、ハッキングによる外部アクセスやスーツの改良案も提出するなど、人間でも天才レベルだと測定されている。
比較的ゆっくりとものが流れる水中での生活が本能に染みついていて、動体視力や反射神経はあまり優れていない。
・能力
潜空スーツ、重量の問題で走れないものの、耐久力、パワーともに高く、追いかける能力は低いが引きちぎり虐殺する能力は高い。
バッテリー、酸素の問題で連続駆動は1時間が限度。
外部を感じるのは視覚のみで、あとは内部の圧力センサーなどで計測するしかない。
・装備
水中銃、スプリング式6連発銃でオリジナルブランド、ガトリング銃のように筒の周囲をぐるりと張り付いている。
その他、腰や背中、腕に設計図の段階では存在しなかった追加装備がある。内容はハッキングにより不明。
大変危険
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