異世界縞馬
・顔
肉眼で見た場合、顔を含めてその全身がぼやけて多重に見える。機械等を通すと普通のぼんやりとした顔だが、その目は血走っている。性別不明。
・体格
体長222cm 方高130cm 343kg
顔を含めた全身の体毛は白と黒との縦縞模様になっている。その比率は明らかに黒の方が大きく、しかも蠢いて見える。その縞の数は最初43本あったが今は41本に減っている。
・経歴
単一種族同時大量異世界転送実験に用いられた群れの一個体、あるいは全て。
転送自体は成功だったが現れた個体はこの一体のみで、他がどこに行ったのかは不明だった。
実験の最終工程として解剖が行われる段階でやっと群れがここにいることがわかった。
・性格
マイペース、一定の距離まで近づかなければ肉食獣がいても平然と餌を食べ続ける。またその距離以内に入っても逃げるだけで積極的に攻撃してくるわけではない。
だが一転、同族の血の匂いを嗅いだ瞬間全ての個体がパニック状態となり走り出す。文字通りの暴走状態で、馬の脚力と物量により手が付けられなくなる。
・能力
バーコードデーター、個体が何かしらの攻撃を受け身の危険を二つに分裂する。
それぞれの差は肉眼では判別しにくく、分裂前と比べるとそれぞれ縞の数が一本減っていることが確認できる。
分裂した個体はまた同じ条件で分裂し、最終的には縞のない白馬になって分裂はなくなった。
意識的に行っているわけではないらしく、睡眠時や麻酔後の意識のない状態でも分裂は発動した。
興味深い
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