・体格

高さ100cm　横幅210cm　1.2kg

明るい緑色の植物。

合わせると人の手のひらほどの大きさになる、二枚貝にまつ毛が生えたような葉をいくつも生やしている。この葉の内側は赤くなっている。そのつなぎ目には3cmほどの穴が開いている。

茎は太く長く、一度上に向かって生えてから重さに負けるように外側にしなって曲がっている。それが十数本生えている。

根は長く広く生えているが、そこからの栄養の補給はあまり見られない。

・経歴

異世界から紛れてくる昆虫類を駆除するために実験的に持ち込んだ苗の一つ。

異世界への転移は一切行われていないが変異した。

その能力等が解明された現在でも、その危険性からか研究者のモチベーションは低く、あまり研究は進んでいない。

・能力

乾燥していて地面の栄養が乏しい土が好み。必要な水分と栄養は食虫植物として摂取する。

ハエトリグサのオリジナルは赤い部分に接触することで反射的に閉じるのだが、この個体は周囲の動作、振動を感知しているらしく、何かが接近すると自分から葉と茎を動かし伸ばし、捉える。その速度は時速にして300㎞に迫り、ほぼオートにしかも同種の葉同士での衝突は見られない。

また捕まえるのではなく、文字通り噛みつく。まつ毛のような部分は歯のように固く鋭く、最初期の犠牲者は手首を食いちぎられた。

倒れた相手へ必要に噛みつき、租借するのが観察されており、最終的には骨も含めて届く範囲の全てを食べた。

積極的に動くものの、植物であり、根が張っているため自走、移動はできない。

注意が必要

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