主人公の株を上げたい
今現在、序章と一章の公開準備が終わり、二章以降を見直している。
……が、おそらく二章はそんなに書き直すところはなく、三章以降が少し追加&書き直すかもな……と思っている。
これからは、かなりネタバレなので、過去に読んでくれた人以外、バックしたほうがいいかも?
過去に読んだ人ならわかると思うが、一章はあまり重要ではなさそうに感じる。
この物語の舞台が、今のところ、二章以降どころかシリーズ全作品、全てが『魔の島』だからだ。
『人間の島』を舞台にした唯一のパートである。
しかも、登場人物もガラッと入れ替わる。
スカッとカットして、『魔の島』から話を進めたほうが、スッキリするんじゃないか? と何度も考えた。
だが、結局、新しいエピソードも入れて、かなり加筆した。
理由は二つ。
一つは、2人主人公であるメルロイとギルティ、どちらかというと、メルロイがメインキャラなのに、間違いなくギルティに食われている。スターウォーズのルークみたい。
ギルティが戦闘能力に優れていて実にかっこいいキャラなのに、メルロイの武器は優しさで、弱っちいキャラで、パッとしないから仕方がない。
だからこそ、彼がどんな環境で育って、どんな人たちと暮らしていたのか、書く必要があった。
おそらく、一章があることで、メルロイの決意、ラストが活きると思った。
もう一つは、2作目の『陽が沈む時』のため。
「エーデムリング物語』の初稿でも、人間の島の王国は統一国家としての基盤が崩れかけていることを示唆していたが、たった1行の説明しかなかった。
続編になって、いきなり、人間の島は乱れております……は、都合が良すぎたかな? と思った。
完結したら、おそらくメルロイとウーレン皇女がかなり株を上げるんじゃないか……と思っている。
それにしても……。
もうすでに『銀ムテ』はエーデムのネタバレ回になってしまった。(汗)
まぁ、よっぽど注意して読まないとわからないかなぁ。……ってこともないか。
実は、私はネタバレをあまり気にしないたち。
本を読む時も、ラストを確認してから読み始めたりする。
序章を読めば、メルロイの正体を読者は簡単に想像できる……が、そこを驚きにするよりも、登場人物が読者の知っている真実を知らない……って方が、ハラハラドキドキするんじゃないか、と思っている。
こうなるのに、あんたたち、それでいいの? ってね。
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