16話 つながる

明石楼愛あかいしろあです!小説の更新遅くなってごめんね~作者の十六夜狐音いざよいこのんがマジで怠惰たいだで全然お話考えないしそれどころかずっとゲームやってるダメ高校生でさ~」


 「楼愛、そんなこと言ったら作者可哀想だよ。あの人だって忙しいんだろうし僕たちを創造してくれたんだからさ」


「あ、どうも。作者です。更新が遅くなってしまい申し訳ございませんでした。楼愛が言う通り怠惰なだけです。高校生のうちに完結させようと思っていたこのお話も僕が高校を卒業してしまいそうなのでもう少しだけやりたいと思います。しばしおつきあいください。」






                !本編開始!



 ん?もう朝か、昨日は楼愛と付き合った記念日だ。まだ温大おんだいにも先輩にも報告してないや。しかし気が付くまで言わないっていうのもアリだな。


 ブツブツと独り言を言いながら学校に行く準備をする。月曜日だから土日明けで学校に行くことが億劫おっくうになるが友達に会うため、楼愛に逢うためと考えれば朝の支度も楽しくて仕方なくなるのかもな。


今日は昨日のドキドキからか謎に早起きができたから朝のシャワーと髪のセットを済ませて僕は外にでた。




空祐そう君おはよ~」


元気な声でマイハニー楼愛ろあちんがこの僕に挨拶をしてくださったので僕も「おはよう」と返事を返す。



「楼愛、毎朝うちに来てくれてありがとうね。」


そう、毎朝毎朝。楼愛は家に来てくれる。両親は仕事でいないし基本家は一人なので朝一番に顔を合わせるのが楼愛で僕は幸せだな。いや、朝一番に顔を合わせるのは鏡に映った自分自身伊月空祐か。


「手、繋ぐ??」


楼愛は鞄を持った手と逆の手を僕の方に差し出してきたがその耳は赤く照れている様子がうかがえたので断ったら彼女の勇気が台無しだし、何よりその顔が可愛すぎて魚が入れ食いされるかのように僕は彼女の手を取る。


「昨日楽しかったね。あの後先輩と温大はどうなったんだろう。」


何気ない会話がほしかったので僕は昨日のことを独り言のようにつぶやく。

そうやって関係ない会話でもしないと僕の手がオーバーヒートしてしまう。そう考えているのが僕だけではないといいが。盈盈一水えいえいいっすいな僕では恥ずかしすぎるからね。


「どうなんだろうね。先輩たちも楽しそうだったしあのあとなにもないとは限らないよ~?私と空祐君みたいに///」


ずるい笑顔で僕の心を射止める。これでは学校に行くのも一苦労じゃないか。



 とは言いつつも会話はそこからほとんどなくてあっという間についてしまったけれど・・・


「おはっ!伊月いつき君。あれ明石あかいしさんと手をつないでいる。君たちあのあと・・・」


察しのいい友達でよかった。温大にはすぐにバレたので少し説明をして昨日のことを告げた。


「じゃあ楼愛また後でね。」


僕は温大と話そうと思い楼愛と別れた。楼愛は「うん!」と元気に返事をして笑顔を見せてくれた。可愛すぎるだろ。


「温大、昨日あの後どうだったんだよ~」


僕はすこしからかいも含めた質問をする。


「それがね、空祐君。僕、実は昨日 藤崎ふじさき先輩と・・・」

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