10話 重い思いが尊い今日
あれこれ話した後に解散した一同は、それぞれの家の方へと帰って行った。そして僕はもちろん楼愛と共に帰宅した。
「お、温大が雅先輩のことが好きだなんて意外だったな・・・・・・」
家に着き楼愛と別れた僕は独り言をつぶやく。
ところで僕の周りは意外なことが多い気がするな。恋愛でもなんでもそうだけどあの時雨ちゃんが月代温大と兄妹だということも温大が雅先輩のことが好きだということも全部全部意外なことだ。兄妹ということはよく考えれば意外でもないか。そもそも僕は知っていたし。
別の日
秋も中旬に差し掛かってそろそろ冬の寒さが頭を越し首のあたりまで出し始めた。秋と言えば文化祭・学園祭の季節か・・・
うちの高校でも毎年秋季には文化祭が開催される。実はこの文化祭ではミスコンがあり多くの女子生徒が関心を抱いている中で参加する生徒も多い。
なんとこの学校のミスコンで優勝すると好きな男子生徒に告白されるというありきたりで嘘っぽい伝説がある。
しかしその伝説は過去にも起きたらしく実例は多いようだ。このミスコンのために楼愛が張り切っていたっけかな。
たしかに楼愛は可愛いしスタイルもいいし性格もいいし多くの男子生徒からも人気だ。もし優勝したら僕が知らない温大のようなイケメンに告白されてお似合いカップルになってしまうのだろう。そうなったら僕の精神状態は崩壊してしまい。一か月は家から出られなくなってしまうかもしれない。
僕は顔には全く自信がないしそもそも自分に自信なんてないのだから、もし楼愛と付き合えたところで楼愛を楽しませてあげられるかがわからないんだ。とか暗いことを考えているともっと自信を無くすから考えるのはもうやめて今日は寝よう。
今後の僕の課題は自分に自信を付けることだ!明日から温大に学んで自信を付けられるようにがんばろう。
お久しぶりです。十六夜狐音です。
どうしてこんなに期間が空いてしまったのかと言いますと、二つ理由がありまして、まず一つは単純に時間がないということです。そして二つ目は自分が恋をしていないと恋愛のお話が書けないということです。最近恋をしているのでいろいろお話が浮かんでくるのですが、恋していない時期は全く物語が思いつきませんでした。
と、言い訳はこのあたりにしたいと思います。前回に引き続き更新が遅れるとは思いますがこれからもよろしくお願いします。
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