9話 好きだよ
「これはどういうことでしょうか」
「僕も理解ができないかな」
説明すると
「なにこれ、どうなっているんだ?」
「私のお兄ちゃん・・・」
(ん?もしかして時雨ちゃんはお兄ちゃん大好き系妹か?)
「雅先輩と恋人関係だったの!?やった!いずれはお姉ちゃんになるね、いつくん」
(なんだちがうのか、ってそうじゃない。いつくん呼びは身バレするからやめてくれと言ってもやめてくれないから諦めたがそれも違う)
「お姉ちゃんって早すぎるでしょ!!」
そうお姉ちゃんになるということは籍を入れるということだしそれは早すぎるしなぁ
「ってかよく見たらこれ新しいCDのジャケットじゃん」
「あ、ほんとだ。なんだよぉ期待させやがって~」
(時雨ちゃんどれだけお姉ちゃんにしたいんだよ・・・)
空祐と時雨が喫茶店で会話をしていると店の扉が開き
「そう言えば藤崎先輩の新しいアルバムのジャケット見た!?」
「「うん」」
僕と時雨ちゃんは答えた。
「藤崎先輩めっちゃ可愛いし、温大君かっこいいよね」
といった楼愛に対して即答をしたのは時雨であった。
「お兄ちゃんは楼愛さんに渡しません。」
???
(楼愛のかっこいいという言葉に反応したのか)
「え?ブラコン?」
「ちがうちがう」と僕は楼愛に事を説明した。
「それなら大丈夫。温大君は藤崎先輩のことが好きだから。」
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