8話 〇人

「今日の放課後は暇だな~」

 学校帰りそんなことをつぶやきながらいつもの喫茶店の前を通る。なんとなくお決まりの席である窓際の席を眺めるとそこにはいつも学校で見る友人たちの姿がある。


「あれ、空祐そう君?藤崎雅ふじさきみやび先輩も月代さかやき君も居る。それとあの女の子は誰?」

男女2:2のペアである。

「空祐君と藤崎雅先輩と月代君だけならわかるけど・・・」

(あのもう一人の女の子は誰だろう、まさか私だけ残して合コン!?そんなこと空祐君がするわけないし、したとしても月代君が誘ってくれるはず・・・)




 一方そのころ





「それじゃあ、この辺でお開きにしようか。」

きりがいいと思ったので僕が声をかけた。

「そうだね、また明日学校で会おうか」

空祐に続いて返事をしたのは月代温大さかやきおんだいだった。




 こうして喫茶店でのお茶会は終了した。





 次の日

 いつも通り登校すると教室には机に突っ伏している明石楼愛あかいしろあの姿があった。負のオーラが出ていてとても話しかけにくい。と、思っていたら恐れていた事態が起きた。

「いつくんさ~ん」

しまった、これは僕が動画投稿の際に使用している名前である。学校では隠していたのでばれてはまずいと思い僕の名前を呼んだ月代時雨さかやきしぐれの口を塞ぎに行った。


時雨しぐれちゃんやめてくれ!ってうおおおおお」

僕は足を滑らせて時雨ちゃんに覆いかぶさる形で倒れてしまった。その瞬間を楼愛は見ていた。



「空祐君なにしているの?それにその女の子誰かな?」

楼愛は怒っているわけじゃないが少し焦っている。



僕は起き上がって真実を伝えた。

「この女の子は月代時雨ちゃんって言って温大おんだいの双子の妹なんだ。」



「え!?この娘が時雨ちゃん?初めまして。」

「初めまして」

何でこんなに楼愛は興味津々きょうみしんしん雰囲気ふんいきが出ているんだ?

「楼愛は時雨ちゃんのこと知ってるの?」


「もちろんだよ。最近注目されているみたいで名前は聞いたことがあったけれど見たことがなかったの。本物の時雨ちゃん可愛すぎる!!」


「あ、ありがとうございます。明石さんも可愛いです。」


「ありがと!で、お二人の関係は?」



「恋b」

「友人です」




こんにちはどうも十六夜狐音です。

お久しぶりです、最近全く更新ができていなかったので読者様がいらっしゃるか不安です。


僕はこの物語をどうやって進めていこうかずっと迷っています。お話を作るの好きですが得意ではないかもしれませんw

  • Xで共有
  • Facebookで共有
  • はてなブックマークでブックマーク

作者を応援しよう!

ハートをクリックで、簡単に応援の気持ちを伝えられます。(ログインが必要です)

応援したユーザー

応援すると応援コメントも書けます

新規登録で充実の読書を

マイページ
読書の状況から作品を自動で分類して簡単に管理できる
小説の未読話数がひと目でわかり前回の続きから読める
フォローしたユーザーの活動を追える
通知
小説の更新や作者の新作の情報を受け取れる
閲覧履歴
以前読んだ小説が一覧で見つけやすい
新規ユーザー登録無料

アカウントをお持ちの方はログイン

カクヨムで可能な読書体験をくわしく知る