第3回

ここは精霊や魔物、人間が共に日々生活し学び成長しあってるのだ。そして


校長「~であるので明日からは夏休みですが高校生として責任のある行動を~」


戦士「明日から夏休みか~勇者は何か予定ある?」


勇者「いいや何も・・・」


戦士「今日から徹マするんだけど参加するか?」


勇者「お!いきたいけどもう少し考えておくわ」


戦士「いい返事待ってるぜ」


担任「私は堅苦しいことは言わん!」


担任「騒げ!はしゃげ!羽目を外せ!以上!解散!」


一同「yahoooooooooo!!!!!!!!!!」


勇者「流石うちの担任は何も語らないな」


聖女「勇者くん一緒に帰ろ?」


勇者「そうだな帰るか」


勇者「おーい、戦士ー、一緒に帰るか?」


戦士「悪いすぐに帰って麻雀の準備をしないと・・・な!」


勇者「そうか、勇者も行けそうだったら行くわ」


戦士「連絡待ってるぜ!じゃあな」

担任「私は堅苦しいことは言わん!」


担任「騒げ!はしゃげ!羽目を外せ!以上!解散!」


一同「yahoooooooooo!!!!!!!!!!」


勇者「流石うちの担任は何も語らないな」


聖女「勇者くん一緒に帰ろ?」


勇者「そうだな帰るか」


勇者「おーい、戦士ー、一緒に帰るか?」


戦士「悪いすぐに帰って麻雀の準備をしないと・・・な!」


勇者「そうか、勇者も行けそうだったら行くわ」


戦士「連絡待ってるぜ!じゃあな」


担任「私は堅苦しいことは言わん!」


担任「騒げ!はしゃげ!羽目を外せ!以上!解散!」


一同「yahoooooooooo!!!!!!!!!!」


勇者「流石うちの担任は何も語らないな」


聖女「勇者くん一緒に帰ろ?」


勇者「そうだな帰るか」


勇者「おーい、戦士ー、一緒に帰るか?」


戦士「悪いすぐに帰って麻雀の準備をしないと・・・な!」


勇者「そうか、勇者も行けそうだったら行くわ」


戦士「連絡待ってるぜ!じゃあな」


勇者「ただいまー」


女騎士「おかえりなさい」


女騎士「今日も聖女ちゃんと一緒だったの?」


勇者「そうだけど?」


女騎士「毎日飽きないわねー」


女騎士「さっさとくっついちゃなさいよ」


勇者「ほっとけよ・・・!」


女騎士「ごめんなさいね♪」



女騎士「ところで勇者ちゃん」


勇者「ちゃん付けはやめてくれって言ったろ」


勇者「何?」


女騎士「夏休みはどうするの?」


勇者「聖女の田舎に行ってくるわ」


女騎士「いつも悪いわねー」


勇者「もう変なもの渡されても困るからな」


勇者「ドクロのスイカとか食えたもんじゃないっての」


女騎士「いいじゃない、可愛いわよ」


勇者「可愛くねぇ!!!」



聖女「ただいまー」


聖女「あ、今日からいないんだっけ」


聖女「二人していい歳なのにまた旅行かー」


聖女「(もし私が勇者くんと結婚して新婚旅行とか・・・)」


聖女「(・・・・・・///)」


聖女「(ないない!)」


聖女「(来年から大学受験だしこういうことがもう無いかもしれない)」


聖女「(気持ちを伝えるなら今回しかない)」


聖女「(・・・がんばろう!)」


それから数日後


聖女「あ、きたきた」


勇者「おまたせ・・・っと」


勇者「まだ15分前だぜ?いつも早いよなー」


聖女「そんな事無いよ」


聖女「いつも余裕をもって行動しているだけだから」


勇者「しっかりしてるなー」


勇者「いつでも嫁いけるぞ?」


聖女「お・・・お嫁さんだなんて・・・そんな///」


勇者「まぁいいや切符と弁当買おうぜ」


聖女「う・・・うん そうだね」


勇者「また適当に見繕ってくれよ」


聖女「もうーいつも他人任せなんだから」


勇者「ふぁ~眠い・・・」


聖女「乗ってからまだ5分も経ってないよ?」


勇者「眠たいものは眠たいもんだから眠たいもん」


聖女「仕方ないなぁ・・・」


聖女「着く前に起こすからね?」


勇者「いや30分ぐらい経ったら起こして」


聖女「え?そんなに短くていいの?」


勇者「おう」


勇者「後の時間に宿題を当てるわ」


聖女「珍しい事もあるんだね」


聖女「どうしたの?」


勇者「来年から受験だろ?」


勇者「もう来ること無いかと思ったからおもいっきり遊ぼうかと」


聖女「(やっぱり勇者くんもそう思ってるんだ)」


勇者「だからこの数日間だってずっと宿題してたんだぜ」


勇者「あと3分の1程度残ってるけどな」


聖女「わわ、いつもの勇者くんじゃないよ」


聖女「私も負けてられないな」


勇者「聖女だったら1日で終わるだろ?」


聖女「そんな事ないよー」


聖女「まだ大分残ってるもん」



勇者「どれどれ」


勇者「って勇者と同じぐらいじゃねぇかよ」


聖女「それじゃあ私はやっておくから勇者くんは寝ててもいいよ?」


勇者「くそ!そんな事言われたら寝れねぇじゃん!」


勇者「勇者もやる!」


勇者「早速だが聖女ここ教えてくれ」


聖女「はいはい、それはね・・・」


勇者「(そうこれが最後なんだ)」


勇者「(聖女に気持ちを伝える最後のチャンス・・・・・・)」


勇者「ふぃ~終わった~」


聖女「お疲れ様」


聖女「宿題全部終わったね」


勇者「おう!人間やればできるって事だな」


勇者「腹減ったし弁当食べようぜ」


聖女「うん、そうしよ」


聖女「はいこれが勇者くんのお弁当」


勇者「さて今年は何かな・・・」


勇者「!?」


勇者「まさかこれは・・・手作りとか?」


勇者「いただきます」


勇者「・・・・・・」モグモグ


勇者「・・・・・・」ゴクン


勇者「うめぇ!」


聖女「よかったー私も食べよ」


聖女「いただきまーす」


勇者「聖女は何を選んだ?」


聖女「えっとね」


『健康田舎のおかず5品盛り合わせ』


勇者「よくそんなのでもつよな」


聖女「私はこれが好きだからこれでいいんですよー」


勇者「ふーん」


勇者「あれ、もうすぐ着くんじゃね?」


聖女「あ、本当だ!」


勇者「ヤバイ早く食べないと!」


聖女「あぅそんなに早く食べれないよぉ・・・」


勇者「うっぷ・・・気持ちわりぃ」


聖女「私も・・・」


勇者「えっと次はバスだっけ?」


聖女「うん・・・」


聖女「でもちょっと休憩してから・・・」


勇者「そうだな休憩してから行くか・・・」


聖女「そうだおばあちゃんに連絡してくるね」


勇者「おう待ってるわ」


聖女「うん、わかった駅で待ってるね」


聖女「はいそれじゃあまたね」


ピッ


聖女「勇者くん」


聖女「おばあちゃんが車で迎えに来てくれるって」


勇者「お!そうなのか」


勇者「てかいつから車に乗れたんだ?」


聖女「何でも去年取ったらしいよ」


勇者「元気なおばあさんだよな」


聖女「本当にね」


聖女「来るまでどうしよっか?」


勇者「って言っても何も無いしなぁ」


聖女「待つしかないよね」


勇者「そうだな待つか」


数十分後


聖女「あ、あれじゃない?」


勇者「あぁあれかもな」


勇者「初心者マークとシルバーマークが貼ってあるぜ」


ブロロロロ


聖女婆「いらっしゃい」


勇者「お世話になります!」


聖女婆「あいさつは後でいいから乗りなさい」


勇者「うぃっす!」


聖女「よろしくねおばあちゃん」


聖女婆「はい到着」


勇者「ふぁ~疲れたー」


聖女「もうヘトヘトだよ~」


聖女婆「二人ともどうするんだい」


聖女婆「少し寝るのかい?」


勇者「勇者はそうしたいけど・・・」


勇者「聖女はどうする?」


聖女「私も少しだけ寝たいかな」


聖女婆「はいはいそれじゃあお布団敷いてくるからまってなさい」


勇者「勇者も手伝いますよ!」


聖女婆「そうかいそれじゃあお願いするよ」


勇者「はい!」


勇者「じゃあ後で一時間後に」


聖女「私はいいけど勇者くんは大丈夫なの?」


勇者「う・・・」


勇者「頼めるか?」


聖女「うん起こしに行くね」


勇者「すまん」


聖女「いいっていつもの事だから」


聖女「それじゃあおやすみー」


勇者「おうおやすみ」


勇者「はー疲れたー」


勇者「眠たいけど今は聖女にどうやって気持ちを伝えるか考えよう」


勇者「・・・・・・・・・」


勇者「・・・・・・・・・」


勇者「・・・・・・・・・」


勇者「だぁー!無理だ!」


勇者「なるようになるか」


勇者「まぁいいや寝よう・・・」


勇者「・・・・・・Zzz」


聖女「うーまだ気持ち悪いよ・・・」


聖女「横になろう・・・」


聖女「ふぅちょっとは楽になったかな」


聖女「・・・・・・」


聖女「これが最後・・・」


聖女「勇者くんに気持ちを伝える最後のチャンス・・・」


聖女「でも勇者くんがあの"約束"を覚えてるのかな」


聖女「それを確かめるのもいいけど」


聖女「今はそれ以上にす・・・好きに・・・なっちゃったし・・・///」


聖女「うー寝れないよー!」


小一時間後


聖女「・・・くん!勇者くん!起きてー!時間だよ!」


勇者「ふぁ?」


聖女「もう寝ぼけてないで目を覚ましてよ」


聖女「一時間経ったよ?」


勇者「もうそんな時間か・・・」


聖女「おばあちゃんがスイカ切ってくれてるからいくよ!」


勇者「待たせちゃ悪いな・・・」


勇者「・・・・・・」


勇者「聖女、悪いが先に行っててくれ」


聖女「どうして?」


勇者「いいから早く!」


聖女「分かった先に行ってるからね」


トトトトト


勇者「息子よなぜお前は元気なんだ」


聖女「あ、勇者くん」


聖女「どうしたの先に行っててくれなんて」


勇者「いやそんな大したことことじゃないよ」


聖女婆「勇者ちゃん」


聖女婆「まさかアレだったんじゃなかろうね?」


勇者「・・・!」


勇者「からかわないで下さいよ・・・」


聖女「?」


聖女「おばあちゃんアレってなに?」


聖女婆「おばあちゃんの口からは言えないねぇ」


勇者「その事はもういいから!ほらスイカくれよ!」


聖女婆「必死だねぇ」


聖女「ねぇねぇアレってなんなのー!勇者くん!」


勇者「・・・・・・」ムシャムシャ


聖女「アレが物凄く気になるよー・・・」


勇者「もういいから」


勇者「なぁこの後どうする?」


聖女「勇者くんに任せるよ」


勇者「そだなー」


勇者「みかん畑にでも行ってみる?」


聖女「小さい頃よく遊んだよねー」


聖女「うん、行こうよ」


勇者「よーしスイカまだ残ってるし食ってから行くか」


聖女「そうしよー」



勇者「うわぁやっぱいつ来ても凄いな」


聖女「ここだけが自慢できるところだからね」


勇者「よくここで遊んだよな」


聖女「うん、かくれんぼしたりね」


聖女「勇者くん私が行けない場所に隠れるからあのときはうんざりだったなぁ」


勇者「やんちゃ坊主だったからな」


勇者「今はさすがに無理だろうけど」


勇者「そうだ」


勇者「確か一本だけ立派な木があったよな」


聖女「確かあっちの方にあったと思うけどあるのかな」


勇者「よし行ってみようぜ」



勇者「あ!あった!あれじゃないか」


聖女「そうだよ!あれだよ!」


勇者「本当にこれはみかんの木かって思うぐらい太くて立派だよなぁ」


聖女「何歳ぐらいだろうね」


勇者「全く見当もつかねえよ・・・」


勇者「なぁ聖女」


聖女「ん?どうしたの勇者くん」


勇者「ここで小さい頃約束したこと覚えてるか?」


聖女「え・・・約束・・・?」


勇者「そう」


勇者「勇者たちが小さい頃にした約束」


聖女「・・・・・・」グスッ


勇者「どうした?聖女」


聖女「うん・・・覚えてるよ」


勇者「そうか」


勇者「・・・・・・」


勇者「それじゃあ勇者から言うぞ」


勇者「10年経った今あなたに言います」


勇者「今まで変わらずあなたの事が大好きでした」


勇者「苦しいとき悲しいときにはあなたの事が頭から離れませんでした」


勇者「いつまでも僕のそばに居てくれませんか?」


勇者「僕のお嫁さんになってください」


聖女「・・・・・・」


聖女「はい・・・これからもよろしくお願いします」


聖女「ねぇ勇者くん・・・」


勇者「どうした?」


聖女「抱きついていいかな?」


勇者「・・・いいぞ」


聖女「あったかいね勇者くん」


勇者「うん」


聖女「いつの間にかしっかりした体になっていたんだね」


勇者「うん」


聖女「勇者くん知ってる?」


聖女「ファーストキスって冷凍みかんの味がするんだって」


勇者「え?それを言うならレモンの・・・」


聖女「細かいことはいいの!」


聖女「だから私の冷凍みかんをあげるね」スー


勇者「・・・!」


勇者「いきなりはやめてくれよ」


勇者「心の準備ってもんがなぁ・・・」


聖女「えへへ・・・///」


聖女「これからもずっと一緒だよ」


聖女「勇者くん」


fin


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