侵入者だ! 完結編(本当に人聞きが悪い)
結論から言うと、瞬く間に予定が入ってつつがなく完了した。
『プロの仕事は違うぜ!』
としみじみ思ったものだ。
今回来訪された大工さんは、以前我が家のベランダの仕切りの板が外れた時に直して下さった小柄なおじいさんで、笑顔が素敵な、どちらかといえば可愛らしい感じの方である。
それでいてプロ。これはキャラクター設定的に最強ではないだろうか。
で、故障している部分を説明し、トイレタンクからのパイプはパッキンを、換気扇が回らない恐怖への対処は、紐と換気扇の接続部分に問題があったらしく、そこもちょいちょいっと修理してしまわれた。
換気扇自体ももう古かったので、
『次に故障したら交換しちゃおう。ね』
とにっこり。わたくしも思わずにっこり。
常日頃、荒んだニュースやレジ前でのTo LOV〇る、いや、トラブル(前者では近所の美少女含有度&セクシーハプニング発生度合いが唐突に跳ね上がり、かつ、警察が喜んで駆け付けてしまう)を目の当たりにして気分がささくれるわたくし達の生活において、こういう、世代を超えた心が和むやりとりこそが、大事なのではないかと思った。
仕事が済むと、鍵をかけずに置くと勝手に開いてしまう玄関のドアの具合も見て下さった。
たてつけにガタが来ている可能性ありの模様。確か311の頃はこの部屋は無人だったはずなので、その時に何かあったのかもしれない。で、報告もされず、といった所か。
ひとまず鍵をかけておけばいいのと、すぐにこれから駄目になる、という訳ではないらしいので、またの機会にという事になった。
仕事を済ませたらそそくさと撤退。
自然体でプロの全てを披露していく大工さんに、伝統を感じたわたくしであった。
ではまた(`・ω・´)ゞ
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